手や足にできる小さい水疱の正体は?早めに治療するのが吉!
2017.9.12
手や足に小さい水疱を発見。かゆみはありますか?何度か繰り返していませんか?
かゆみがあったり頻繁にできる水泡や湿疹は、早めに治療することをおススメします。
悪化させてしまうと、治りにくくなったり治療に時間がかかることもあるのです。
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この記事の概要
手に小さい水疱や湿疹ができた。考えられる病名は?
◆手湿疹
日常生活での刺激で皮膚炎を起こして肝臓やひび割れ、強いかゆみを伴います。まずはハンドクリームやワセリンなどで乾燥対策をして、それでも治らなければ皮膚科で診察を受けましょう。
治療:保湿剤で乾燥を防ぐだけで症状が改善される場合もありますが、炎症が強い場合にはステロイドの入った塗り薬を使用します。
◆掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
膿のある膿疱や水泡が手のひらや足の裏にできて、かゆみをともないます。水虫や他の湿疹との区別は医師の診断が必要ですので、繰り返して治らないときは、すぐに皮膚科の医師の診断を受けましょう。
治療:ステロイド剤による治療が一般的で、ビタミンの入った軟膏も使用されます。飲み薬が必要になることもあります。
◆白癬(はくせん)
白癬菌の感染によっておこる症状で、水泡や丘疹ができます。かゆみが生じるイメージがありますが、かゆみがない場合もあるので注意が必要してください。
治療:抗菌薬を塗ることで白癬菌を死滅させて治療しますが、効果が弱いため内服薬を併用する場合があります。ただし、内服薬は副作用に注意が必要になります。
手や足にできた小さい水泡は「汗疱(かんぽう)」かも?
白っぽい水泡が手や足の指にできるのは「汗疱」かもしれません。指の側面に水泡ができるのが汗疱の特徴の一つです。指だけでなく、手のひら・足の裏にも水泡ができます。でき初めはかゆみを伴わないことも多いのですが、症状が進むとかゆみを帯びてきます。
水泡を掻き壊してしまうと、周辺の皮膚にも症状が広がり悪化させてしまいます。肌が荒れた状態になってしまうので、あまり触らないようにする必要があります。食生活の見直しや、適度な運動で免疫力を高めるなど生活改善も症状を抑えるカギになることがあります。
もし、皮膚の異常に気が付いたとき、何かきっかけになるものに触れた記憶はありませんか?
新しいアクセサリーをつけた、たまたま虫に刺されたといったことがきっかけかもしれません。アレルギー体質がある場合は、自分の汗が刺激になってかぶれを引き起こすこともあります。
今までなんともなかったのに、食事や生活習慣・年齢による体質の変化でアレルギーになってしまうこともあります。
手・足にできる小さい水疱は、かゆみが出たら要注意!
汗疱は「異汗性湿疹」や「発汗異常性湿疹」とも呼ばれ、手のひらや足の裏に汗をかきやすい人がなるとも言われます。はっきりとした原因はわかっていませんが、湿疹や皮膚炎と似ています。
一説には、汗と皮脂のバランスの崩れが原因ではないかと考えられています。よく汗をかく夏に多く見られますが、人によっては春から夏、秋から冬への季節が変化する時期に症状が悪化する場合もあります。
手のひらや足の裏は、気温だけでなく緊張などのストレスでも汗をかくため、季節に関係なくストレスが引き金の場合もあると考えられます。かゆみはあまりなく、2週間程度で症状が収まると皮膚の表面が薄くめくれたようになって治癒していきます。
強いかゆみが出るようになると掻き壊しすと悪化させてしまい、症状を繰り返し長引いてしまうこともあるので、放置せずに皮膚科を受診してください。
小さいが水疱が集まって大豆ほどの大きさになることも
汗疱など、手に小さな水泡ができる症状には、間接的に汗が影響している可能性があります。
また、アレルギー症状で原因を取り除く努力をしているにも関わらす、症状が収まらない場合は、歯科治療で使った金属が原因になっている場合もあると言われています。
手のひらや足の裏にできた小さな水泡が、指の側面に多く現れます。水泡の数が増えると、近くの水泡がまとまってしまい大豆ほどの大きさになることも。
水泡が破れなければ、数週間程度で中の水分は体に吸収されます。水泡だった部分の皮膚が鱗屑(りんせつ)になりはがれて正常な状態に戻ります。
かゆみがなければ、水仕事を控えたり刺激を与えないようにやり過ごすこともできます。ただし、強いかゆみがある・くりかえして慢性化している場合は、皮膚科での検査や治療を受けて必要な薬を処方してもらいましょう。
手にできた水疱や湿疹の原因が実は内臓の病気かもしれない?
それまで皮膚トラブルをあまり経験していない人は、湿疹ができても病院に行くほどではないと考えてしまいがちです。
しかし、症状によっては放置すると何度も繰り返したり、慢性化して治療が長引いてしまうこともあるのです。皮膚科を受診すると、かゆみや水ぶくれなどの症状には、主に塗り薬を処方されますが飲み薬を併用することもあります。
強い炎症やかゆみがある場合にはステロイド剤や、原因にアレルギーが考えられるなら抗アレルギー薬の服用などがあるでしょう。早目に対処できれば、数週間程度で症状が収まることが多くあります。
更に注意したいのは、皮膚の症状であっても原因として内臓の病気が隠れている場合があるということ。内科やアレルギー科を受診して、血液検査をする必要があるかもしれません。
たかが湿疹やちょっとしたかゆみ、と思わずに症状が続く・繰り返す・悪化してきたなど皮膚の異常を感じたら、早めに皮膚科医を受診することをおススメします。
- 健康と医学