緊張からくる吐き気を緩和させるには?㊙対処法!
2017.9.4
特別な場面ではどうしても緊張してしまいますし、吐き気もしてしまいます。
ただそれが日常的に起こってしまうと困りますよね。症状を緩和せるにはどんな方法があるのでしょうか?
緊張を吐き気のメカニズムを知って、症状を緩和させるよう努力しましょう!
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この記事の概要
緊張すると吐き気が起こるメカニズムとは?緩和する方法は?
緊張するとストレスや不安を感じ、吐き気がする時があります。緊張をすると体や脳がストレスを感じ、そのストレスによるネガティブな感情が脳内にある「嘔吐中枢」を刺激して吐き気や嘔吐をしてしまうのが原因です。
ストレスや不安によって吐き気がする他、頭痛や寒気など、様々な症状がでてくる場合もあります。体の不調はこの嘔吐中枢が関係しているんですね。
また過度の緊張によるストレスを受けた場合、吐き気だけにとどまらず、実際に嘔吐してしまう場合もあります。何かとりあえず食べなければ・・・と無理に食べて吐いてしまい、食欲不振に陥る事も珍しくありません。無理に食事を取るのはやめた方がいいでしょう。少しくらい食事を抜いても大きな問題ではありません。
ただ水分補給は大切なので、できれば温かい飲み物をとるようにしましょう。冷たい飲み物は胃に負担をかけてしまうのでおすすめしません。また、吐き気がおさまらず、食事も取れない期間が長く続く場合は、病院へ行って診てもらうと安心です。
緊張からくる吐き気の緩和方法とは?私はこれで解消した!
緊張による吐き気・・・実際に経験した人にしかわからない悩みでもあります。緊張による吐き気。苦しんだ末に自分なりに緩和方法を見つけた方もいます。
ある女性は小学生や中学生のころ、いつも吐き気に悩まされていたそうです。全校朝会で立っているだけでも緊張して大変んだったとか。緊張からくる吐き気やめまい、立ちくらみなどが起こるため、それを我慢するのに毎日必死だったのです。
緊張して目が回り、吐くかもしれないという不安が常に付きまといますが、実際に吐くわけでもなく、ただ吐き気が襲ってくるだけ。全校生徒がいる場ですから、もし吐いてしまったらどうしよう、みんなの前で吐いてしまったらどうしよう、という不安が襲ってきます。それは今考えてみても恐怖だったと言います。
そんなことがしばらく続きましたが、しばらくすると吐き気を感じることがなくなったそうです。緊張からくる吐き気を感じなくなったのはどうしてなのでしょうか。
考えてみて気付いたことがいくつかありました。
- 朝ご飯はしっかり食べる
- 食べるものを少し変えてみる
- お腹を冷やさない
- 吐いてもいいやという気持ちをもつこと
- 早寝早起き
これを実践することで、緊張やそれによる吐き気が軽減されたのです。こんなことで?そう思った方はぜひ一度やってみては?
緊張からくる吐き気はストレスを特定させて気をそらすことで緩和する
まずは自覚することが大切です。緊張からくる吐き気は心因性です。
子供の場合は、吐いても大丈夫だと周りが安心させることで緊張も和らぎ吐き気が治まりますが、大人の場合はそうはいきません。まずは吐き気がするメカニズムを知っておくことが大切なのです。
通勤電車を乗るたびに緊張し吐き気がするとします。そういった症状が起こってしまった原因は必ずあるはず。症状を軽減させることだけでなく、その場でどうしてストレスを感じてしまうのか、その原因を特定することが必要なのです。
気をそらすことで緩和できることもあります。原因が特定することで敏感になってしまい、吐き気による不安で頭がいっぱいになってしまうとエネルギーも奪われ、結果症状が頻繁に出てしまうという悪循環が生まれてしまいます。ようは癖になってしまうのです。
そうならないために必要なのが「気をそらせる」という行為です。注意を分散させるのです。
何か刺激を求める必要はなく、視線をそらしてみたり、窓の外を眺めたり。体の一部に意識を移動させるのもいいでしょう。吐き気がきたら気をそらす方法を身に付けるだけでも違いますよ。
ストレスを溜めない体づくりも大切です。ストレスで緊張すると筋肉が硬くなり血流が悪くなります。その血流の悪さが吐き気にも繋がってしまうので、日頃から軽くストレッチをするなど、体をほぐすよう心掛けることも緩和させる方法の一つです。
緊張による吐き気を緩和させるには呼吸法がおすすめ!
呼吸だけで緊張による吐き気が緩和するの?と思う方も多いのではないでしょうか。
腹式呼吸をすると驚くほど緩和するのだとか。腹式呼吸は横隔膜をストレッチさせます。気分も落ち着き健康にも良いというわけです。お金も道具もいらないのも魅力です。毎日気付いた時に行うだけでも全然違います。
腹式呼吸を行ってから下痢の症状が緩和したという方もいます。腹式呼吸は普通の呼吸より多く酸素を取り入れるため、お腹もストレッチされて鍛えられ、内臓を刺激するので吐き気も改善するのです。緊張もほぐれます。
方法は簡単!ゆっくりお腹を膨らませるイメージで大きく息を吸い、数秒止めてからゆっくり吐き出すだけです。
荒く呼吸をしたり、長く息を止めるのはやめましょう。酸素量が増え、過換気症候群になってしまうこともあります。深く、ゆっくり呼吸を行うことが大切です。
過度の緊張から荒い呼吸をしてしまい、手足がしびれ、吐き気がして過換気症候群になってしまう場合もあります。その時は袋を用意し口にあてて中の空気を吸い、酸素量を減らすことで治まります。
緊張を緩和させるおまじないがある!?
緊張を緩和させるためにはいくつか方法があり、これまでストレスの特定や呼吸法などいくつか紹介しましたが、直ぐにできる簡単な方法も知りたいですよね。
まず緊張してしまう人の特徴ですが、脳圧が普段から高い人に多く見られるそうです。左脳がよく働いている状態で、緊張以外にも、不眠やよく夢を見たり熟睡できないなどの状態があります。
それらを考慮し、緊張を緩和させる簡易的な方法をいくつかご紹介したいと思います。
- ふあん・ふあん・ふあんと心の中でつぶやく。そうすることで自分のいまある状況をはっきりと定めることができ、それによってリラックスできる。
- 手の平の真ん中(労宮穴)を抑える。緊張した場合は、ここを抑えることで緊張が和らぐ。手の平は普段から柔らかい方がいいそうです。
- 日頃からアキレス腱を緩めることを意識する。そうすることで全身の緊張感がほぐれ、吐き気や不安が生じなくなる。足湯や蒸しタオルもおすすめです。
どうですか?どれも今すぐ実践できそうな内容ばかりですよね。ぜひいざ!というときにお試しください。
- 健康と医学