嘔吐した時に子供に食べさせて良い食べ物は?まずは水分補給から
2017.9.23
子供が嘔吐してしまった時、どんな食べ物のを食べさせればよいかわからずに悩んでしまいますよね。
嘔吐した時はどんな対処をしたら良いの?食べちゃダメなものってあるの?
子供が嘔吐した時に注意することや、食事のとり方についてお伝えします!
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この記事の概要
子供が嘔吐!どんな食べ物を食べさせたらいい?
子供が嘔吐した時は、すぐに食事を食べさせるのはやめましょう。吐くことによって子供はスッキリしますので、食事をしたいと言うかもしれませんが、すぐに食事をとらせるとまた嘔吐してしまうことがあります。
嘔吐した時は、少量の水分をとることから始め、様子をうかがいながら徐々に食事に移行していきましょう。吐いてすぐ食べさせると嘔吐し、悪循環になることがあります。
食事をとれないということよりも、水分補給が上手くできないことが心配になってきますので、少しずつ水分を補給するようにしましょう。嘔吐だけでなく下痢も伴っている場合は、脱水症状を起こしてしまうこともあります。
脱水症状を起こすと、命に係わることにもなりますので、まずは食事よりも水分補給を意識するようにしましょう。子供はお腹が空いたと言うかもしれませんが、可哀想に思ってもママもぐっと我慢です。
嘔吐が治まった後に子供に食べさせて良い食べ物
嘔吐が治まった後はどんなものを食べさせれば良いのでしょうか?
■リンゴのような果物
リンゴ、バナナ、イチゴのような果物は、食欲がなくても食べやすく、お腹にも優しい食べ物です。
ですが極度に胃腸が弱っている時は、果物に含まれている消化酵素が刺激になってしまうことも考えられます。嘔吐が治まってすぐの頃は、缶詰のフルーツのような、加熱処理されているものがおすすめです。
みかんやレモンなどの柑橘類、パイナップル、キウイフルーツ、梨、柿などの果物は、たんぱく質分解酵素というものがあるため、嘔吐の後は控えてください。
■スープ類
薄味で味付けしたスープもおすすめです。豆類やイモ類は入れず、お腹に優しいキャベツやニンジンを具材に入れましょう。肉類も避けてください。
野菜のうまみが溶けだしたスープは、病後に特におすすめです。
子供の嘔吐が良くなった時に食べさせたい食べ物や食事内容
お共が嘔吐して症状が回復してきたら、まずは消化の良い食事から始めましょう。
■主食
子供の回復のためにも、主食は食べさせたい食材です。おかゆ・うどん・そうめんなどがおすすめで、最初のうちは柔らかく茹でて少しずつ食べさせるようにしましょう。回復とともに食べる量や回数、硬さを調整していきましょう。
■主菜
熱を出している場合は、子供の免疫力アップのためにも、上手にたんぱく質を摂取したいものです。鶏のささみ・白身魚・豆腐などは消化もしやすい食材です。下痢や嘔吐の後でも、安心して食べさせることが出来ます。
■副菜
野菜を食べさせる時は、ニンジン、かぼちゃ、大根、かぶのように、煮込んだ時に柔らかくなる食材がおすすめです。柔らかくなっていれば消化にも良いですし、煮込んでスープにし、ご飯を入れてリゾットやおかゆとして食べさせることが出来ます。
子供の嘔吐、感染性胃腸炎が原因かも!
子供が嘔吐した時に考えられるのが「感染性胃腸炎」です。吐き気、嘔吐、下痢、腹痛といった、急性胃腸炎の症状を引き起こします。
感染性胃腸炎には「細菌性胃腸炎」と「ウイルス性胃腸炎」があり、年長児~成人では細菌性胃腸炎になる割合が高く、乳幼児の場合はウイルス性胃腸炎になる割合が高いです。
■細菌性胃腸炎の原因となる細菌
- サルモネラ菌
- 腸炎ビブリオ
- カンピロバクター
- 病原性大腸菌
など。これらの細菌が原因となって起こるもので、食中毒とも言い、夏場に流行することが多いです。原因となるものを摂取してから、5時間~72時間以内に発症することがあり、摂取後に吐き気や嘔吐といった症状が出てきます。
この時、むやみに下痢止めを使うことはやめましょう。症状を悪化させてしまうことがあるため、医療機関を受診してください。
子供が嘔吐して何も受け付けない~体験談~
子供の嘔吐で心配なのは、脱水症状を起こしてしまうことです。実際の体験談をご紹介します。
「まだ長男が1歳になる前、ひどい嘔吐と下痢が続いたことがありました。離乳食もミルクも、白湯さえも嘔吐してしまい、だんだんぐったりとしてきて、とても不安になりながら入院設備のある小児科を受診しました。
脱水症状を起こしているということで、点滴をすることになりましたが、処置室からは『血管が全くない』『点滴を入れられない』との声が聞こえてきて、その後お医者さんが来てメスで手の甲を少し切って点滴を入れました。
診察をしてもらっている時は、点滴をしたら帰っても良いと言われていましたが、点滴も入れられないほどだったのでそのまま入院になりました。3歳の長女もいたので、私と長女、長男の3人で入院をすることに。
点滴を入れながら入院治療をしていくと、だんだん嘔吐も良くなり、息子も少しずつ元気になりました。そんな矢先、私にも感染してしまい、息子の横でぐったりしながら点滴をすることに・・・。
娘にはうつらなかったので良かったですが、大人でも辛かったので、1歳に満たない息子は本当に命に関わるほど大変だったと思います。嘔吐や下痢の時は、こまめな水分補給が本当に大切なことだと学びました。」
- 健康と医学