むせるような咳がつらい、咳が続く…可能性がある病気とは!
2017.8.27
むせるような咳が続く…。風邪ではなく別の病気では?と不安になることはありませんか?
風邪が治ったのに咳だけ続く。風邪の症状は無いけれどむせるような咳がつらい。
甘く見ていると重大な病気が潜んでいるかもしれない、しつこい咳の原因とは?
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この記事の概要
むせるような咳が続いている。どんな病気が考えられる?
◆咳喘息
風邪をひいたあと、風邪の症状は治まったのに咳だけが治らない。その状態が数週間以上続く場合は「咳喘息」の可能性があります。
気道の炎症により発作的な咳が続き、息をするときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音があり、呼吸にも苦しさを感じます。夜から明け方にかけて、この症状が現れるときは咳喘息かもしれません。重症になると気道が塞がれ、命に関わる症状に至ることがあります。
◆アレルギー症状
ダニやハウスダスト、動物の毛や特定の食品に関するアレルギーがある場合に、気道や気管支に炎症を起こし、粘膜がむくんでしまうことで呼吸が苦しくなり、咳を誘発する場合があります。
成人になってからの喘息では、非アトピー型と呼ばれる体質やストレスが主な原因になって症状が現れることがあります。
◆逆流性食道炎
胃液や胃の中の未消化な物が食道に逆流することで引き起こされます。食道は胃酸の刺激に対応できません。慢性的に胃からの逆流が起こることが原因になり、炎症を起こしたり潰瘍ができて咳が出ることがあるのです。
◆肺炎
痰の出ない乾いた咳があり、発熱や倦怠感を生じるマイコプラズマ肺炎を発症する若年層が増えています。咳や熱が5日以上続き、呼吸がしづらい・苦しいときは要注意です。
むせるような咳が出る。風邪などの病気ではなくアレルギーかも
「風邪」と言っても、実はその原因はさまざま。特定の菌やウイルスによるものではなく、症状も咳・くしゃみ・鼻づまり・発熱・倦怠感…と実にさまざま。
風邪が治って熱は下がったのに、鼻の調子は良くなったのに、咳だけがしばらく続くという場合があります。アレルギー体質を持つ人の場合、この風邪の主な症状が収まった後も咳が長引きやすい傾向があると言われています。
また、アレルギーがある場合、風邪をひいていなくても花粉やハウスダストに対するアレルギー反応で咳が出ていることも考えられます。
アレルギー症状には、皮膚症状や消化器系症状と並んで呼吸器の症状もあり、咳や呼吸困難などが引き起こされ、長く続くこともあるのです。目に見えないホコリにもアレルギー物質が含まれているので、掃除機をこまめに掛けたり、空気清浄機も効果が期待できます。
まさか、あの病気?むせるような咳が続いた原因は〇○?
昭和20年代まで、結核は最大で年間15万人もの命を奪った恐ろしい病気でした。
その後、日常的に食事などの栄養状態の改善や特効薬・ストレプトマイシンなどが製造されるようになって患者数は激減。日本では撲滅されたと思われていました。
ところが、近年になって再び患者が増えており学校や高齢者施設での集団感染が社会問題になりました。
咳と痰、それに微熱など風によく似た初期症状のため気づくのが遅れ、悪化すると強い咳に苦しめられるようになり、血痰や喀血がみられるようになります。感染力はさほど強くありませんし、感染しても発症しないこともありますが、家庭や会社などで感染が広がる恐れがあります。
特に、乳幼児や糖尿病、胃の切除手術を経験した人や副腎皮質ホルモン剤で治療中の人などは、感染後に発病しやすいので注意しなければなりません。日頃から免疫力を高めておくことも重要で、食事や睡眠を正しく取る生活を心がけましょう。
咳が続く、むせるような咳が出る。原因はストレス?環境?
咳が続くのに、病気などの明らかな原因がわからない場合、ストレスから来るものかもしれません。
昼間に活動している時や、集中して仕事をしているときには咳が出ない。夜、寝ている間も大丈夫。でも、ふと不安になったり緊張を感じたときに咳が出やすくなる。これはストレスが原因かもしれません。
あまり続くと、また咳が出るのでは…という不安がストレスになってしまうという悪循環になってしまうこともあります。「ストレスを取り除きましょう」と言われても、そう簡単にはいかないものですよね。
でしたら「ストレスの発散」ならどうでしょうか?
緊張や不安で体がこわばると、血流も悪くなり考えもネガティブになりがち。軽い運動で気持ちをリフレッシュすれば、自然と免疫力にもプラスの効果が生まれます。
原因となるストレスが思いつかないという人は、季節の移り変わりや天候・気温などの影響を受けているのかも。温度変化に合わせて服装の調節をしたり、食べ物に気を配って体調の管理につとめましょう。
むせるような咳が辛い。薬を使わずできる体に優しい咳止め方法
◆暖かい飲み物
暖かい飲み物は体をリラックスさせ、血管を拡張させます。体温が上がり免疫力にもプラス効果が。あまり熱すぎると喉を傷めるので、50~60℃程度のぬるめのホットが良いようです。
◆お茶うがい
お茶には殺菌作用があり、カテキンやビタミンなどの栄養も含まれています。ぬるめのお茶で、しっかり喉を鳴らしながらうがいしましょう。
◆背中や首を温める
カイロやマフラーで首回りから背中を温めます。東洋医学で咳を止めるためのツボも首や背中には多くあるので、温めて血行を良くすることで咳を止める効果が期待できます。
◆湿らせたマスク
湿らせたマスクをして眠ると、喉が保湿されます。市販のものもありますが、湿らせたガーゼを口元に宛ててマスクをするだけで効果がありますので、試してみてはいかがでしょうか。
◆ハチミツやキャンディ
ハチミツが喉の粘膜を包むことで咳止め効果が期待できます。医薬品のドロップもいいですが、自然の甘味を生かしたハチミツのキャンディも美味しくて喉のためにもいいですね。
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