虫歯を放置すると大変!虫歯になりやすい奥歯は特に注意です
2017.8.29
歯が痛くても忙しくてなかなか歯医者に行けず、虫歯を放置してしまう人もいることでしょう。
しかし、特に奥歯の親知らずなんかは虫歯になりやすく、放置すると大変なことに・・・。
放置するといったいどうなってしまうのでしょうか?奥歯の虫歯について、知っておきたい情報をまとめてみました。
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この記事の概要
奥歯は大丈夫?こんな虫歯を放置するのはNG!
●歯が透けて黒くなっている虫歯
黒く透けている歯というのは、虫歯が歯の中で広がっているサインです。
通常、歯の表面というのはエナメル質で覆われています。そして、虫歯によりそのエナメル質の一部が溶け、そこから歯の中の象牙質(ぞうげしつ)という柔らかい部分に虫歯が広がっていくことがあるのです。
そうすると、表面の硬いエナメル質は残ったまま、歯の中では虫歯が広がり、色が黒っぽく見えるのです。
歯が黒くても痛みは無いから大丈夫と油断してはいけません。例え虫歯になっていても、虫歯が神経の近くまでいかないと痛みが出ないことも多いのです。
●大きい穴が開いているのに沁みない虫歯
大きい穴が開いているのに沁みないという場合は、歯の神経が既に死んでしまっている可能性があります。
通常であれば大きい虫歯があると、神経を刺激して痛みを伴います。しかし神経が死んでしまっていた場合は、痛みを感じることが無くなるのです。
ただ、そのまま放置しておくと顎や歯茎にも細菌が入ってしまい、腫れや痛みを感じる危険性があります。
異常を感じた場合は早期に歯医者で診てもらいましょう。
奥歯の虫歯を放置すると、こんなことに・・・
あなたは虫歯を見つけたらすぐに歯医者へ行きますか?痛みが無いからといって放置するのは禁物です!
では、虫歯を放置するといったいどうなってしまうのでしょうか?
まず、歯が欠けやすくなってしまいます。虫歯になると、虫歯菌は歯をどんどん溶かしていきます。見た目は何ともなくても、歯の中はスカスカになっているのです。硬いものを食べた時などにポロッととれてしまうこともあります。
そして、冷たいものや温かいものも沁みるようになります。そのような場合は既に虫歯が進行している可能性が・・・。
更に放置すると、痛みを感じなくなります。もちろん虫歯が自然に治るということはありませんので、それは神経が死んでしまった事を意味します。
ここまでいってしまった場合は、最後は神経を抜くということになります。
歯の周りだけを残して、神経を取り除いていくのです。そして消毒を繰り返し、神経に詰め物をします。最後は上からかぶせ物をするという流れです。
奥歯は虫歯になりやすい!放置して痛い思いをするのはあなたです
親知らずなどの奥歯はなかなか歯ブラシも届きにくいため、虫歯になりやすいという特徴があります。少しの痛みだからといって放置してはいけません。
虫歯を放置すると虫歯菌は神経にまで達し、根っこには膿がたまっていきます。そうなると、夜も眠れないほどの痛みに襲われることがあるのです。
歯医者へかけこんでも、治療中に触れられるだけでも痛いという状態なので、それはそれは本当に辛いですよ・・・。
また、痛みを抑えるためにと鎮痛剤を飲み続けていると、体が薬に慣れてしまい効果が無くなることも。そうなるともう、自分ではどうしようもありません。
それでもひたすら放置を続けた場合、炎症は骨にまで到達します。親知らずの周りの骨を溶かし、最終的には骨髄炎まで発症してしまうのです。
このような痛い思いをしないためにも、少しでも痛みを感じた場合は早めに歯医者を受診するようにしましょう。
奥歯が虫歯になりやすい理由とは?
奥歯というのは、虫歯になりやすい歯です。実際に歯医者に治療に来る人にも、奥歯が虫歯という人はとても多いのです。歯ブラシが届きにくかったり、食事でよく使う歯であるということも理由に挙げられます。
しかし一番は、唾液の分泌と関連があるとも言われています。
まず唾液には、口の中を洗浄する作用があります。そして口の中には「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」という唾液が出てくる腺が3つあります。
前歯のあたりは唾液の流れが良いため、よく洗浄してくれます。しかし奥歯には唾液がたまりやすく、唾液の質もあまり良くありません。
そのようなこともあり、奥歯が虫歯になってしまうことが多いのです。つまり言い換えると、唾液の流れが良くないのが奥歯だから、奥歯は虫歯になりやすいということです。
奥歯の質の善し悪しを調べたい時には、唾液を採取して検査をすることが出来ます。この検査で、虫歯になりやすい唾液なのか、なりにくい唾液なのかを調べることが出来ます。
虫歯にならないために・・・正しい歯の磨き方
虫歯にならない為には、毎日の歯磨きがとても重要になります。あなたは毎日、一本一本丁寧に歯を磨いていますか?
全体を磨いたつもりでも、実はきちんと磨けていない歯があるかもしれません。それが積み重なると、気づいた時には虫歯になっていることがあるのです。
●歯磨きの基本
- 一か所を20回以上磨く必要があります
- 歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間もしっかりと磨きましょう
- 歯ブラシの毛先が広がらない程度の、軽い力で十分です
- 動かす幅は5~10mmくらいで、1~2本ずつ磨きましょう
●歯磨きの工夫
- 時には歯ブラシを縦に使いながら、でこぼこしている歯も1本1本磨きましょう
- 奥歯は、歯ブラシを斜め横から入れるなどして、角度も変えて磨いてみてください
- 歯と歯ぐきの境目は、歯ブラシを45度の角度で斜めにしながら磨きましょう
- 健康と医学