声は変えることができる?手術にはリスクがつきものです
2017.10.26
自分の声が気に入らなくて、変えることができないか悩むことってありますか?
中には、手術してまで声を変えてしまう人がいるのです。手術ではリスクが怖いという面もあります。
そんなときはボイストレーニングでも、ちょっと違ってくるのでは?
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この記事の概要
声を変える手術にはどんなものがあるの?
輪状軟骨と甲状軟骨を糸で引きよせる手術をすると、声帯が緊張して高い音が出ます。
声帯そのものには触れない手術で、声を聞いて確かめながら声の高さを調整することができます。
他には、ステロイドを使ったケナコルト注射による方法もありますが、必ず効果が期待できるものではなく、副作用のリスクもあると言われています。
海外及び、国内でも声帯に直接メスを入れる手術が行われる場合もありますが、思ったような声が出ない・最悪声が出なくなったといったトラブルも起こっています。
手術は全身麻酔で行われるため、声を聞きながら調整するといったこともできません。
手術がうまくいかなかった場合、修復できない状態になることもあるといいます。
声帯に直接メスをいれて声を変える手術には大きなリスクがあります。
メスを使わずに声帯手術で声を変えられる?
声帯を薄くすることで声を変える手術があります。
◆声帯注射
メスを使った手術では、最悪声が出なくなるケースもあるため、声帯に貯留性のステロイドを注射するケナコルト注射。
この注射を打つことで、声帯組織が徐々に萎縮して細くなります。
問題は、声帯の位置が喉のかなり奥まった場所にあるため、注射することが難しいことです。
また、注射の効果があり過ぎると声帯の萎縮により、声がかすれてしまうおそれもあります。
経過を見ながら、数回に分けて注射し、声の変化に慌てた治療が必要です。
喉の反射が強い人の場合は、全身麻酔が必要になるでしょう。
◆レーザーで声帯を焼く
声帯にレーザーを照射して、声帯の一部を蒸発させてしまいます。加減が難しく、最新の注意が必要な治療です。
◆声帯を短くする
非常に難しい手術で一般的には行われませんが、前連合で軟部組織を引っ張り固定する方法です。
手術ではなくボイストレーニングで声を変えることができる?
声楽の世界では、「ベルカント唱法」というものがあります。
イタリアの伝統的な唱法で、「美しい歌」や「美しい歌唱」といった意味です。
イタリアのオペラでは理想的な歌唱法のことを言うこともあります。
ボイストレーニングによって、より完璧な声をだそうというものです。
【強い声】
木の強さではなく、生命力の根源的な強さを表現する豊かな声。鋭さを持った響く声ではなく「通る声」とも表現されることもある。
【響きのある声】
例えばセミは、たった数センチの体から広範囲に響き渡る鳴き声を響き渡らせることができます。
これは、体内にある空洞部部分を「共鳴腔」として非常に効率的に使っているからです。
【明るい・優しい・柔らかい印象の声】
聞いていて明るさや優しさ、柔らかさを感じられる声は、多くの人に好かれます。
話をしていても、声のトーンや明るくて優しいと、とても好印象です。
腹式呼吸を身につけるだけで、声の雰囲気はかなり変化する
学生の頃、何かにつけ「腹から声を出せ」なんて言われたものです。
腹式呼吸は、意識して横隔膜を押し広げて、肺を功利的に使う呼吸法です。
【腹式呼吸の練習方法】
1.壁を背に立って、足を肩幅に開き背中は壁につける。片方の手はお腹に据える。
2.口から息を吐き、徐々に腹部をへこませるようにしながら、ギリギリまで息を吐き切り、腹筋を収縮させる。
3.一気に鼻から空気を吸い込む。方は上げずに、腹部だけを膨らませる。
「2」と「3」を繰り返す。
【腹式呼吸の利点】
◆長時間話したり歌ったりするなど、喉を酷使しても腹式呼吸であれば喉が枯れることを防ぐことができます。
◆緊張したときに腹式呼吸をすると、緊張をほぐしリラックスできます。
緊張すると交感神経が働きますが、腹式呼吸では副交感神経が優位になり、緊張を軽減できるのです。
声 変える 手術
声色を使い分けるのは、誰でもできるはずです。
もちろん、持って生まれた声質はありますが、何種類かの声は出すことができるようになります。
◆新しい声を作る
実際に「い」と「お」を発音してみてください。
口の形・開き方はまったく違いますよね。口の形や開き方を変えると、音はまったく別のものになります。
そこに吐き出す息、舌の位置を変化させれば自分が知らなかった多彩な声が出るかもしれません。
◆新しい声をからだで覚える
さまざまな口の形状・息の吐き出し方・舌の動かし方を意識して声を出してみます。
ピンときた声があったら、そのままで文章を読んだり、セリフを言ってみましょう。
声優志望の人は、そうやって声を作ってセリフを言ってみます。
初めは違和感があるかもしれませんが、その時の口や舌の形状や動かし方がなじんで身につくと、より自然に違う声が出せるようになるでしょう。
- 健康と医学