女性が貧困に陥るのは自業自得ではありません
2017.12.17
女性が貧困になってしまう理由は何があると思いますか?貧困に陥るのは自業自得なのでしょうか?
近年20代、30代の女性に増えている貧困女子。あなたは大丈夫?
貧困女子になってしまう理由や、貧困女子のボーダーラインについて調べて見ました。
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この記事の概要
女性が貧困になってしまうのは自業自得なの?
■貧困女子
貧困女子と言っても貧困になる理由は人それぞれ。世の中では貧困女子に「貧乏になる人は頭が悪い」「負け組」「自業自得」などと思っている人も多くいます。しかし誰でも貧困になってしまう可能性はあります。どうして貧困になってしまうのか理由について調べて見ました。
収入はあっても、支出が多いと生活は大変になります。一人暮らしの場合家賃、光熱費、食費、通信費などの支払いもあります。その他に奨学金を返している人は社会人になった時から、借金を抱えてのスタートになりますので生活が苦しくなるのは当たり前です。今の大学生の2人に1人は奨学金を借りて大学に通っています。なので奨学金が理由での貧困はこれからも増えていくと思われます。
その他にも色々な資格を取るためにローンを組んでいたりすると借金になりその返済もしなければなりません。
女性は結婚すると貧困から抜け出せると勘違い!自業自得なの?
■結婚すれば楽になる
カリスマ店員に憧れこの業界に就職しました。同僚は給料は安いし、激務が続くのでみんな体調を悪くして辞めていってしまうとアパレル業界の裏側を話してくれたA子さん。1年前のインタビューから丸1年過ぎた今も彼女はアパレル業界でキツイ仕事をしていました。
「ショップを変えて給料は3万円上がりませしたが、それでも手取りは18万円。5年付き合った彼氏と昨年結婚しました。少しは生活に余裕が出来ると思って期待しました。しかし現場作業員の夫の給料も19万円になり、夫婦2人とも福利厚生はありません。家賃が毎月7万円、その他に光熱費、保険料、生活費、通信費、車代などを支払いすると全然残らないんです。」
前は「結婚すればこの貧困生活から抜け出せると思っていました」と・・・。その期待ももろく崩れました。
旦那のお給料は全部私が管理しているわけではなく、月に8万円を生活費としてももらっています。私は数か月に1回安い化粧品や服を購入してやりくりしています。しかし旦那はオンラインゲームに何十万も課金していることがわかりました。文句を言っても聞く耳を持たないので、私が夜働くことにしました。子供は欲しくても育てられない。生活は以前より苦しいです。
女性は離婚すると貧困になる?それは自業自得?
母子家庭は約137万円以下、月の手取りが10万以下だと「貧困」と言われています。
離婚したシングルマザーがアルバイトやパートで働いていた場合時給は700円で20日出勤したとします。
700円×8時間×20=112000円になります。
この金額から保険や税金をひかれると、手取りが10万円以下になってしまいます。そのようになるちょ母子家庭の貧困の確率が高くなってしまうのです。
でも児童扶養手当などの制度を使うと、10.000円~40.000円程を所得に応じて支給されます。
シングルマザーがもらえる手当
しかし生活費を考えると、育ち盛りの子供がいた時は、食事をがまんさせてしまったり、教育費をかけてあげたくても、普通の家庭のように勉強にかけてあげるお金が捻出できない事もあります。
貧困女子のボーダーラインはこのぐらいの金額
■間違い
貧困女子を言う言葉を最近よく耳にします。2011年(平成23年)から女性の貧困が社会問題となりました。勤労世代20歳~64歳の単身女性の「相対的貧困率」が30%を超えたためでした。30%は約3人に1人が貧困になります。
国民生活基礎調査データを利用した結果貧困のボーダーは114万円となりました。税金をひいた手取りの収入を世帯人数で割った額になります。最近の結果ですと2012年の貧困のボーダーは122万円でした。
貧困女子の定義は定かではありませんが、一般的に手取りの収入が10万円以下、年収が114万円未満を貧困女子とされています。割と20代女子に多いとされていましたが、近年は30代、40代も増えています。
貧困女子のボーダーは「月収10万円前後、年収は120万前後」と言われています。
貧困から抜け出すには正社員になるように頑張ろう!
正社員を希望する場合、資格をとって一流企業に採用されるしかありません。ですので一般的な女性は、都合の付きやすいパートやアルバイトをすることが多くなります。シングルマザーにとっては正社員で採用されるまで就職活動をしている余裕はありません。
女性だけではありませんが、非正規社員がだんだん増えています。アルバイトやパートは就職をしやすいメリットはありますが、継続雇用に不安があるし、会社によっては社会保険に加入していない会社もあります。
生活保護と言う手段もありますが、住んでいる所で噂になるのを嫌がり申請しない人もいます。又申請を受け付けた窓口で役所の担当者に「女性なら身体を使って働けますよね」と言われることもあるそうです。そのような差別的なこともありますので女性にとっては生きていくのが大変な社会です。
所得が低いのは自業自得や自分が悪いと言う人もいますが、頑張っても働くことのできない人もいます。今以上の女性が生活しやすい世の中にしてほしいと願います。
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