正月に掃除・洗濯をしてはいけないと言われる理由をご紹介
2017.8.22

正月には掃除や洗濯はしない方がいいという話を聞いたことがありますか?
最近は、そのようなことを言う方は少ないと思いますが、昔はそう言われていたようです。
でも、なんで…??理由をご紹介します。
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この記事の概要
正月に掃除、洗濯をしてはいけない…こんな理由がある
「ハレとケ」という言葉を聞いたことはありますか?
「ハレの日」は、冠婚葬祭や祝日などを表し、「ケの日」というのは、普段の日のことを指します。正月はもちろん、「ハレの日」です。正月のハレの日は、歳神様を家に迎え豊作を祈る日とも言います。そのような特別な日なので、「ケの日」のような日常的な行動はしません。この日常的なもの、という中に、掃除や洗濯なども含まれます。
このことを知らずに掃除・洗濯を行い、洗濯物を干していたら、近隣の方に怒られてしまった、とかいうトラブルもあったそうです。お正月を迎えるために、年末や大晦日までに大掃除を終わらせ、スッキリとした環境でお正月を迎えましょう。掃除を丁寧にするということは、家を清めるという意味もあるようです。
正月に掃除・洗濯をすると福の神が逃げることにつながる
掃除や洗濯は正月にしない方がいいという話と共に、炊事も正月はしない方がいいとも言います。確かにおせち料理は大晦日までに作り終えるのが一般的ですよね。
箸も使い捨ての『寿箸』というものがあります。そして、お皿も洗わなくて済むように紙皿などを使う、という風習がある地域もあるようです。そして、昔から言われているのが、元旦に掃除をすると福の神が逃げる!と言われるのだそうです。
お正月は、家に福の神をお迎えする日です。そのために、門松を飾ったり鏡餅を用意したりするのです。そうしてお迎えした福の神を、掃除することによって掃き出してしまうので、掃除はしてはいけないと、言われます。他にも、裁縫やお風呂もに入るのも福の神を追い出してしまうので、お正月にはしてはいけないことなのです。
正月に掃除、洗濯をしてはいけない理由あれこれ
お正月には、特にいろいろと縁起にかかわる決まりが昔からありました。正月は料理もしてはいけない、という理由として、煮物や汁物などを作ると灰汁が出ることがありますよね。
この「灰汁」が「悪」につながり、お正月はアクを出さないようにしなければいけないと言います。そして、正月三が日くらいは、主婦がゆっくり休めるように、おせち料理があるとも言われます。そして、お正月はお雑煮以外の料理は火を使わない方がいいと言います。
これは、火と水の神様に休んでいただくという意味もあるのです。お風呂も昔は沸かすのに火を使っていました。お風呂も沸かさない方がいい理由は、これと同じ理由なのです。
正月の縁起にかかわる話
お正月の縁起に関わる話は、まだあります。
◇お正月から喧嘩はしない!
これは、理由を聞かなくても、悪いこととわかりますよね。新年早々、喧嘩や争いは、悪い運気を呼び込むことになってしまいます。お正月くらいは喧嘩はお休みしましょう。一年中、喧嘩の絶えない家庭になってしまいます。兄弟喧嘩はもちろん、夫婦喧嘩もですよ!頭にカーッと来ても、一呼吸おいて我慢してみましょう。
◇お賽銭以外のお金は使わない
元旦からお金を使ってしまうと、その年は浪費の一年になると言われます。お賽銭は大丈夫なのだそうです。ただ、今の時代は初売りなどもあり、このジンクスを守り続けるのは、ちょっと難しい点もありますよね。初詣の帰りに家族で美味しいものを食べに行ったりする家庭も多いでしょう。時代とともに、お正月の過ごし方も変わってきます。
お正月ならではの風習
日本には正月ならではの風習がたくさんありますよね。
■門松
年神様が迷わずに家に来ていただくための案内役、目印として玄関前に飾ります。昔から松は神の宿る木とされてきました。さらに、縁起がいいと言われる竹や梅が添えられるようになり、現在の姿になりました。門松を飾っておく期間というのは、年神様がいらっしゃる期間になり、一般的には1月7日までと言われます。年賀状や初詣も、この1月7日までに済ませるとよいと言います。
■しめ縄
しめ縄には、神様をまつるのにふさわしい神聖な場所であることを示す意味があります。しめ縄が、神の領域と現世を隔てる結界になり、その中に不浄なものが入らないようにすると言います。その由来は日本神話にまでさかのぼります。天照大神が天の岩戸から出た際に、再び天の岩戸に入らないように、しめ縄で戸を塞いだのです。「しめ」には神様の占める場所という意味もあります。
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