足の爪が伸びない気がする?親指と小指でも伸びる早さが違う
2017.11.10
爪を切ろうと思ったら、足の爪があまり伸びていない。というか爪が伸びない?
親指の爪は厚みもあるので、伸びるのも遅いのですが病気が影響している可能性は否定できません。
足の爪が伸びない。腫れや痛みがある。そんな足の爪や指先の違和感について情報を集めました。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
チョコレートとココアの違い!世間が注目する”カカオ”について!
チョコレートとココアってなんだか似ていますよね! 似ているけれど一緒じゃない…その違いって何だ...
スポンサーリンク
この記事の概要
親指の足の爪が黄色っぽくてなかな伸びない。黄色爪症候群かも
黄色爪症候群では、爪の色が黄色っぽく変色し、爪が分厚くなって伸びなくなってしまう状態になります。
はっきりとした原因はわかっていません。
ただ、この黄色爪症候群がみられる患者の8割に、全身のむくみがみられます。
このことから、リンパ系になんらかの障害が起こっていると考えられているのです。
むくみの他に、肺の疾患を訴える例もあります。
また、乾癬の影響。マニキュアを頻繁に使う人では、爪の硬化剤やネイルラッカーの影響。喫煙者であれば、ニコチンが影響していることも考えられます。
単に爪が黄色くなっているのであれば、ビタミンEの補給などで改善される場合もあります。
まれに黄色爪症候群と関連してガンや糖尿病の併発がみられることもあるので、爪の異常と同時に体の不調を感じる部分などがあったら、速やかに病院での診察を受けるようにしましょう。
足の爪、親指の爪が伸びない気がする…爪囲炎の可能性が
爪囲炎、爪周囲炎などは、爪の周りの皮膚に小さな傷が出来たり、肌が荒れた部分からばい菌などが入り込み炎症を起こすものです。
ばい菌が原因の場合と、カビが原因のものとに分類され、ばい菌性のものは「急性爪囲炎」とカビが原因の「ひょう疽」があります。
ただし、「急性爪囲炎」と「ひょう疽」については両方が複合することもあり、明確な区別はされません。
【爪囲炎の症状】
爪周辺の皮膚が赤く腫れる状態になることが多く、強い疼痛を伴って膿が出る・膿疱ができることがあります。
爪を作る「爪母」にも影響して、爪甲剥離症に至ることもあります。
カビによる爪囲炎(カンジダ性爪囲炎)では、わずかな腫れや暗赤色になることがっても、強い痛みや膿などの自覚症状が出ません。
気がついたときには爪甲異栄養症や爪甲剥離症が出てしまうことがあります。
冷え性はありませんか?親指など足の爪が伸びない原因は血行不良
爪は皮膚の一部であり、血液から酸素や栄養分を受け取って成長しています。
冬になり手足が冷たくなる冷え性がある場合には、指先までしっかりと血液が行き渡らず、爪が成長するための栄養が不足することがあるのです。
春から夏の暖かい時期には、爪が伸びるのが速いと感じたことはないでしょうか。
足の爪は、手の爪よりも厚いため通常でも伸びるスピードは手の爪よりも遅いもの。
そこに血行不良で栄養が不足し、成長が遅くなり、靴の中の摩擦で擦り減ることで伸びていないように感じるだけかもしれません。
冷え性が原因で足の爪が伸びないのであれば、足の指先を温めることを意識して、入浴中にマッサージでもみほぐすなど、血行不良の改善をはかってみましょう。
冷え性は、爪の成長どころではく様々な病気の原因にもなり得ます。
足先指先が冷えると感じたら、積極的に対策を講じましょう。
足の爪が剥がれたあとに、すぐに健康な爪が生えない理由
内科的な病気が原因ではないものの、指先を強くぶつけたり、上から重い物を落とすなどしたときに爪がはがれることがあります。
その、しばらく爪が生えてこなかったり、生えてきた爪がデコボコの不健康な爪だったりすることがありあます。
健康な爪は、薄い層と厚い層の二層構造。
また、足の爪の中でも小指は薄い爪になっています。
爪と皮膚の間には「ハイポニキウム」という指先の表面に爪をしっかりとくっつけておく薄い膜があり、これによって雑菌の侵入も防いでいます。
爪と一緒にハイポニキウムが剥がれてしまうことで、新しい爪が生え揃うには時間がかかるのです。
一度爪が剥がれてしまうと、完全に健康な爪になるには1年間ほどかかると思っておきましょう。
爪が剥がれた指先は、痛みに敏感になりますし、靴などで締め付けると次に生えてくる爪が変形してしまう原因にもなります。
傷の手当をしっかりして、圧迫しないよう注意が必要です。
爪を構成する成分と、伸びる早さの秘密
爪は骨ほどは硬くないものの、皮膚に比べるとずっと硬さがあります。
いったいどんな成分でできているのでしょうか。
爪は、髪の毛などと同じく皮膚が形を変えたもの。皮膚の主な成分であるタンパク質が角質化し、繊維タンパク質を形成しています。
これを「ケラチン」と呼びます。ケラチンには硫黄を含んだ「硬ケラチン」と「軟ケラチン」があり、二つの成分が絡み合って爪を形作っています。
皮膚の表面は、軟ケラチン。髪の毛は硬ケラチンで作られているので、その両方を持つ爪は皮膚と髪の毛の中間の性質を持つとも言えます。
爪は、手の爪で1日で0.1ミリほど伸びると言われており、爪の全体が入れ替わるには6ヵ月ほどかかることになります。
足の爪は、その倍の時間がかかります。
大人に比べると子供の方が、女性に比べると男性の方がわずかに伸びるのが早いと言われています。
また、手の指での伸びる早さに違いがあり、一番早く伸びるのは中指。一番遅いのは小指なのだそうです。
- 健康と医学