眼科でコンタクトの処方箋のみ出してくれる?できない時の対処法
2017.9.11
コンタクトを購入する時は、眼科で出してもらった処方箋が必要になりますよね。
処方箋のみもらえたら十分なのですが、病院によってはできないというケースも。
なぜ処方箋のみの受診はできないのでしょうか。理由や対処法などを調べました。
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この記事の概要
眼科でコンタクト用の処方箋のみ出してもらえるか事前確認を
今はインターネットでも気軽にコンタクトレンズを買うことができます。しかし、インターネットでも処方箋がないとコンタクトレンズを販売してもらえないという業者も多いのが実情です。
初めてコンタクトレンズを装着する方も自分の視力に合ったコンタクトレンズを購入するためには、やはり眼科で検査をしっかりしてもらったうえで処方箋を出してもらう必要があります。
しかし視力検査などを行っても、コンタクトレンズ用の処方箋を発行してもらえない眼科もあるようです。わざわざ足を運び、時間をかけて検査や診察をしてもらったのに、発行してもらえないと分かるとショックですよね。
交渉をしても、処方箋を出すことを断られてしまうケースもあるようです。そのようなことを回避するためには、事前に受診を考えている眼下に連絡をして、コンタクトレンズ用の処方箋を出してもらえるか問い合わせてみましょう。
インターネットでも処方箋を出してくれる眼科を気軽に検索することもできるので、そちらも活用してみるといいでしょう。処方箋を出してくれる眼科を見つけたあとは、設備も整っているかどうかも調べることをおすすめします。
最低でも『スペキュラーマイクロスコープ』や『オートレフケラトトノメーター』といった機器を設備している眼科を受診することをおすすめします。
眼科がコンタクト用の処方箋のみを発行したがらないワケ
コンタクトレンズ用の処方箋の発行のみを希望する患者に対して、発行をしない理由として一番に挙げられることは、「利益に繋がらない」ということでしょう。これは眼科医の本音なのですが、悩みでもあるのです。
それは、2006年の法改正後から患者さんに請求できる金額が、それまでの約半額になってしまったという事情があります。患者さんに請求できる金額は、“保険点数”と呼ばれるもので決まります。しかし、以前はその点数が高かったのです。
この法改正前は、眼科とコンタクトレンズ販売店のセットビシネスが主流でした。コンタクトレンズを安価で販売する代わりに、提携先の眼科で発行する処方箋の費用を高くして補っていたのです。法改正によってその形態にメスが入り、セットビズネスは崩壊しました。
その結果、法改正前までは処方箋のみの発行をしていた眼科は、収益が減ってしまった分を補わなければならないため、処方箋の発行のみの受診を渋るようになったのです。これは全ての眼科に当てはまることではありませんが、このような事情を抱えている眼科があることは確かにあるでしょう。
近所の眼科ではコンタクトの処方箋のみを出してもらえない時は
自宅や職場、学校などの近くに、処方箋のみを出してくれる眼科がない場合はどうするといいのでしょうか。薬事法によるとコンタクトレンズについての“処方箋”には任意のため、「なぜ処方箋の発行のみを断るんですか!」などと医師に詰め寄るのは考え物です。
そのため処方箋のみの発行が難しい眼科などしかない場合は、その眼科などを受診してコンタクトレンズも購入しましょう。必ずまとめ買いを勧められるのですが、「スポーツ用なので」「休日にしか使わないから」などと使用頻度が低いことをアピールして、そのお店の最低購入個数だけ買います。ほとんどの場合、1箱からの購入が可能です。
1箱購入すると、自分に合う度数や形(ベースカーブなど)を知ることができます。それを参考にし、インターネットの通販で全く同じ度数と形のものを安く購入できます。ネット通販では、処方箋が無くても購入できるところもあるので、そこを活用してみましょう。
この方法であれば、自分の眼科も不快な思いをせずにすみますね。コンタクトの度数などが合わなくなってきた場合は、すぐに眼科を受診して処方し直してもらってください。
コンタクトの処方箋は眼科医が発行するかを決める
薬の処方箋の場合、患者が求めていることに対して医師が必要と認めると、処方箋を発行してもらえます。それはどの病院も同じですし、その処方箋は原則どの薬局に提出してもいいものとなっています。
しかし、コンタクトレンズの指示書(処方箋)は、一般的な薬の処方箋とは異なります。コンタクトレンズの指示書を発行することについては、医師に対しての義務付けはなく、任意で発行が可能なのだそうです。
また、現在の眼科は、特定のコンタクトレンズ販売店などと提携していることが多いです。そのため、「提携先の店舗で購入するのなら指示書を発行するけど、他の店舗で購入するなら発行しないよ」というように決めることができるのです。地域によって異なることもありますが、実際はほとんどの眼科で、そのようなシステムにしているそうですよ。
コンタクトの処方箋のみをもらうより眼科を受診する方が良い理由
- コンタクトを一度も付けたことがない。
- しばらく視力検査をしていないため、今の両目の度数が分からなくなってしまった。
そのような方は、一度眼科で目の検査をしてもらわなけばいけません。コンタクトにはさまざまな形があるため、自分の目の形や眼圧に合ったものを選ぶ必要があります。
また、視力にも変動があるものです。現在の視力に合ったものを付けていないと、視力が悪くなってしまうこともあるでしょう。
処方箋のみ発行してもらえない眼科は大変多いです。しかし、まずはそこで購入できる“一番安くて少ないコンタクト”を1箱買ってきましょう。その日は診察料金とコンタクト購入代金を支払うことになりますが、別料金で処方箋を発行してもらうよりも安い場合があります。
また、そのコンタクトの箱に記載されている「PWR、BC、DIA」の数値をもとに、ネット通販で購入します。ネットで販売されている商品はとても安いため、別料金の処方箋をもらったり眼科で欲しい分のコンタクトを買うよりも、費用をかなり抑えることができるのです。
今使用しているものと同じものを買うために眼科を受診するのであれば、同様にネットで購入すると受診料などが不要になってお得ですよ。
- 健康と医学