お腹に空気がたまって苦しいのは病気なの?原因は普段の○○○!
2017.9.11
お腹がなんとなく張って苦しい。空気が溜っているみたいだけど何が原因?
ストレスに早食い・大食い、偏った食事にまさかの病気?お腹に空気が溜ってぽっこり苦しいのはもう嫌だ!
日常生活や食生活を改善するだけでも改善の可能性は大きいのです。お腹の張りに苦しんでいる人、必見ですよ!
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この記事の概要
お腹にたまると苦しいガス。その原因は呑気症かも
お腹に空気やガスが溜まって苦しいと感じることってありますよね。
何かガスが溜まりやすいものを食べたかな?と思うこともありますが、一番大きな要因は「空気を飲み込んでいる」ということなのです。普段、食事や水を飲むときに無意識で思った以上の空気を飲み込んでいるのです。
10ミリリットル・一口の水を飲む場合を例にすると、その2倍弱の18ミリリットルもの空気を一緒に飲み込んでいる場合もあるといいます。飲み込んだ空気の大半は、ゲップとして吐き出されます。しかし、残りは消化とともに腸へと下がってガスになるのです。
飲み込まれる空気の8割ほどは窒素のため、体内で吸収されずに対外に排出されます。「呑気症(どんきしょう)」では、飲み込む空気が増えてしまうと、ゲップや腸に溜まるガスが増えてしまいます。
食事のペースが早い「早食い」も空気を飲み込む量が多くなります。また、ストレスがかかった結果、無意識に多めの空気を飲み込む傾向があると言われています。
お腹に空気が溜まったように苦しい…考えられる原因は?
◆腹部膨満感の原因
- 消化管(腸)にガスが溜まり、張った感じがして苦しい、重く感じるなどの症状が出る
- 胃が弱って食べたものが消化されにくく、胃に長く留まるため胸やけやむかつきなどの不快な症状があらわれることがあります
- 病気による炎症や腫瘍が原因で腹部に水が溜まる「腹水」。妊娠によって大きくなった子宮に消化管が圧迫されてお腹が張ったように感じます
◆腸閉塞
- なんらかの理由で腸の通り道が狭まったり、腸の運動が阻害されることで詰まってしまい、腹部の張りや痛み、吐き気を引き起こします。
- 突然、腹部が張って苦しくなったり、強い痛み・吐き気・嘔吐などが引き起こされます。
◆むくみ腸
- 便秘が慢性化している人の腸は、血流が悪くなり腸自体がむくんでしまうことがあります。この「むくみ腸」になると、さらに排便がしづらくなり、悪循環になっている可能性があります。
お腹に空気が溜まって苦しい。予防と解消に効果的な方法は?
●食事での注意点
ゆっくりと時間をかけ、よく噛んで食べると空気の飲み込みを防ぎ、ガスが溜まることを防ぎます。一口に30回前後噛んで飲み込むことを意識するといいでしょう。
冷たいものを食べたり飲んだりすると、体を冷やすことになり腸の動きが悪くなり、結果としてガスを溜めやすくなります。
冷たい食べ物や果物、生野菜のサラダなどは避け根菜や温野菜で食べることをおススメします。水やお茶も冷たいものをガブ飲みすることは避けましょう。
●腸への刺激で腹部のガス解消
腸の働きが鈍くなるのもガスが溜まる原因の一つ。腸を取り囲む腰の筋肉をほぐすことで、腸に刺激になりガスが解消する可能性があります。
- 椅子に座った状態でお尻の部分を軽く叩き、少しずつ上に移動しながら叩いて刺激を与えましょう。
自分の手が届く範囲でかまわないので、気持ちいいと感じる程度の強さで腰回りを叩き、筋肉の緊張をほぐします。こわばった筋肉がほぐれることで、お腹に溜まったガスが解消するはずです。
お腹が張って苦しい!空気?ガス?どうやったら改善できる?
◆悪玉菌が多い?
大腸には善玉菌・悪玉菌と呼ばれる細菌が多く存在しています。バランスの悪い食生活を続けると腸内環境が悪くなり、悪玉菌が増えてガスが発生してしまいます。
【改善方法】
肉よりも魚料理を増やし、野菜や海草類を意識して食べるようにしましょう。
◆腸の働きが悪い?
大腸は蠕動運動(ぜんどううんどう)をして便など体に不要なものを排出するために働いています。しかし、ストレスや便意を我慢する癖がついていると、この蠕動運動が弱まり便秘になりやすくなります。便秘は悪玉菌を増やし、ガスの発生も促してしまうのです。
【改善方法】
便意があるときは我慢せず、早めにトイレへ行くこと。適度なストレス解消と、軽い運動を習慣づけるのも効果的です。
◆消化不良
大食いや早食いをすると、胃が消化しきれずに食べ物がそのまま腸へ送られてしまいます。未消化なものは悪玉菌を繁殖させる原因となってガスを発生させてしまいます。
【改善方法】
好き嫌いや食べ過ぎはやめてバランスの良い食事を適量食べましょう。
お腹がガスで張って苦しくならないための予防方法
・炭酸と取り過ぎない
適度に飲むと、炭酸の刺激でお腹の張りを改善してくれることもある炭酸ですが、飲み過ぎは逆にガス溜まりを作ってしまう結果に。炭酸の飲み過ぎは禁物です。
・食物繊維の取り過ぎも注意
腸内環境改善といえば繊維質。ただ、ゴボウやキャベツなどに含まれる不溶性食物繊維は腸が弱っているタイミングでは逆効果になることも。量は控えめにして、納豆・メカブ・ナメコなどネバネバ系のものを食べるといいでしょう。
・お腹は冷やさない
お腹を冷やしてしまうと腸内環境のバランスを崩したり、腸の働きを弱めてしまいます。お腹を温めるだけで、体には良い効果がたくさんあるのです。
・女性ホルモンの安定
ホルモンの乱れが原因で腹痛や腹部膨満感が出ることもあります。大豆製品を食べて女性ホルモンを安定させましょう。
・ストレス
どんな体調不良にも登場する「ストレス」。やはり腸にも影響を与えてしまいます。趣味やレジャーで上手にストレスを解消したいものです。
- 健康と医学