電車でスマホを使うのはマナー違反?スマホの利用について考える
2017.9.9
電車の中でスマホを使うとき、マナーを守って使用していますか?通話に関わらず、スマホ捜査に関しても守るべきマナーがあります。
電車は様々な人が利用する公共の乗り物で、ペースメーカーなどを使用している人もいます。
電車でスマホを使うときに考えなければならない、スマホ利用のマナーについて考えてみましょう。
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この記事の概要
電車でのスマホの利用はマナー違反?
電車の中が混雑した状況でスマホや携帯電話で話をするのは周りの人の迷惑になってしまいます。実際にこういったことでトラブルも起きているようです。
電車を利用している人の中には、ペースメーカーを付けている人もいますので、そういった人たちにとっては命に危険が及ぶこともあります。
ペースメーカーを付けている人の前で、スマホや携帯電話を利用してはいけないのはどうしてなのでしょう?
ペースメーカーは、不整脈や心臓病で心臓の動きが正常でない恐れがある人たちが付けています。スマホや携帯電話の電波や電磁波の影響で、ペースメーカーの動きが乱れてしまう恐れがあるため、注意をしなくてはなりません。
スマホや携帯電話の影響でペースメーカの動きがくるってしまうと、その人が命を落としてしまう可能性もあります。
こういったことから、電車内でのスマホ・携帯電話の利用はNGとされてきたわけですが、そのことを知っていてもマナー違反をしてしまう人が多いのが現実です。
ですので、JR東日本では優先席でのスマホ・携帯電話の操作を、マナー違反であると注意をしているようです。
アンケートを実施!電車での迷惑行為スマホのマナーは第4位
日本民営鉄道協会が行っている、駅と電車内の迷惑行為ランキングという調査では、2015年度の調査結果での第一位が「うるさい会話やはしゃぎまわるなどの行為」でした。続く第2位は「座席への座り方」でしたが、「携帯電話やスマートフォンの着信音や通話」は第4位でした。
男女別でみてみると、携帯電話やスマホの利用マナーは総合と同じく第4位ですが、女性の場合は第8位となっていて、第6位にランクインした「酔っぱらっての乗車」よりも低いランキングとなりました。
1999年にスタートしたこの調査では、第一回目の調査でダントツで1位だった「携帯電話の利用マナー」ですが、2006年には2位になり、2008年以降は毎年4位という状態が続いています。
この背景には、電車内での携帯電話やスマホの利用マナーが浸透したことや、スマホを利用する時に通話よりもLINEなどのメッセージ送受信アプリでのやり取りが増えていることが挙げられます。
電車でのスマホのマナー、あなたは大丈夫?
満員電車に乗車している時、スマホの利用は特に迷惑だと感じる人がいるようです。どういう行動が迷惑に感じるのか、アンケートをとってみました!
■一人の使用スペースが広くなる
- 「普通に立っているよりも、胸の位置まで手を上げている方が一人が使うスペースが広くなる」(28歳/商社/秘書)
- 「真っ直ぐ立っている人より場所を取っている」(27歳/運輸/営業職)
満員電車の中でスマホを見ている時、頭を下げた状態で手を上にあげていると、その分スペースを取ってしまいます。ただでさえ混雑しているのに、場所の節約をしてほしい!という意見が聞かれました。
■気になる
- 「見ている画面や指の動きが気なる」(26歳/機械・精密機器/営業職)
- 「電車が揺れたときにスマホがぶつかってきて気になる」(29歳/ホテル/サービス系)
スマホの画面や動きが気になるという声が挙げられました。見てはいけないと思っても、目の前にスマホの画面があれば気になってしまうものですよね。
シニア世代のスマホの利用マナー
東京のとある商店街で60代の女性に、電車内でスマホをマナーモードにしない理由について聞いてみると、「やりたくない、やる必要がない」という回答が返ってきました。
また、病院内でスマホで通話し、周りの人に注意されていた年配の男性も、周りからの注意は完全無視。通話をやめたかと思ったら、音を消さずにゲームを始めたそうです。
東京消防庁が2011年~2015年の間に歩きスマホが原因で搬送したシニア世代は、60代が14人、70代が5人、80代が2人となっていて、中には自分が歩きスマホをしていたことが原因でけがをしたのに、「なぜ避けない?」と相手に逆切れした人もいたのだとか・・・。
シニア世代はスマホのマナーを学ぶ機会がないうえに、長年生きてきた経験から自分の常識に非があると思わない人も多く、新しい常識を受け入れようとしないことが原因として考えられます。
電車内でのスマホのマナーを守って!!
電車を利用する時、「優先席の付近では携帯電話の電源を切る」というマナーが出来たのは1990年代の後半でした。
当時利用されていた携帯電話の電波は、心臓のペースメーカーに影響を及ぼしてしまう恐れがあったためで、当時の医療機器の性能も今より悪かったことが原因でした。
ですが現代の3G以降の携帯電話になったことで、こういった問題はほぼ解決されました。
「プラチナバンド」という言葉を耳にしたことはありますよね。このプラチナバンドの普及が広まったことで、スマホや携帯電話が使う電波が変わったという背景があるためです。
総務省は「ペースメーカーや除細動器以外の埋め込み型医療機器に影響が出ると考えられる距離」を、22センチから15センチに変更しました。一部のペースメーカーは3センチ以内に携帯電話が近づくと誤操作が起きることから、15センチ以上離して使うという基準になっています。
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