長男+嫁=介護 この固定概念を捨てよう!
2017.9.3
「長男の嫁」と聞いて思い浮かべることの一つに「義理の両親の介護をする」と言うのがありますね。
ヨメが舅・姑のお世話をしなくてはならないという法律は存在しません。
「長男の嫁」と言う立場であるために苦しめられている女性は大勢いるはずです。これらは家族の問題ではなく社会問題であると思います。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
赤ちゃんがお母さんがいないと泣いたり探すにはこんな理由がある
赤ちゃんが泣いてお母さんを探すにはきちんとした理由があるのを知っていますか? 姿が見えないだけ...
-
イカを冷凍する時わたはどうする?わたの調理方法をご紹介します
新鮮なイカは本当においしいですよね~!焼いても煮ても揚げても良し、もちろん刺身は格別です。 そ...
スポンサーリンク
この記事の概要
長男の嫁だから介護をする義務があるの?いいえ、ありません!
日本では長男夫婦が親の面倒を見るということが「当たり前」であり「嫁の義務」との考えが今なお根強く残っています。好きで結婚する相手がたまたま長男だったために、親の面倒を見なくてはならないのでしょうか?
自分はそう思っていても結婚相手、はたまた両親も「そんなこと前提条件だろう」という考えの持ち主だとしたらあなたはそれを素直に受け入れますか?日本には「長男は家を守る」と言う「跡取り」の考えがDNAに組み込まれていますよね。
例えば会社を経営していたり、農家さんなどはそういった考えに基づいて「嫁をもらう」ことも理解できますが、世帯を独立したサラリーマンとの結婚で「家を継ぐ」や「跡取り」などと言われても実感はわきませんよね?
結婚相手である未来の旦那さまはどういった考えですか?結婚前に自分が長男であることをどのようにとらえているのかを聞いてみてはいかがですか?
男の人は目の前のことしか考えない傾向にあります。ましてや自分の親が寝たきりになるだなんてことを想像したりしません。
話し合いにはならないと思いますが、「両親の面倒は長男である自分が見るべきだと思っている?」と尋ねてみてください。「YES」と答えても介護の意味がよくわかっていないと思いますけどね。
長男の嫁は介護担当って本気で言ってるの?
「長男の嫁は親の面倒を見る。親の老後の面倒を看る」世の中にそういった考えが蔓延しているので、結婚した相手が長男だったなら「両親の面倒を看なければならない」と素直に思っている女性は多いはずです。
ですが法律的には義理の両親に対して嫁の立場としては扶養義務はありません。
ビックリ!
もっと言えば義理の両親からの遺産相続権は嫁にはないのです。
ビックリ!
義理の両親の介護を何十年としてきても長男である旦那さんには相続権がありますが、嫁であるあなたには一円も財産分与はないのです。
ビックリ!
介護をしなければならない現実に立たされた時「嫁」だからといって引き受けなければならないことなんてないんですよ。
ビックリ!
この問題は一個人としてではなく社会全体として考え取り組んでいかなければならないと思います。
「長男の嫁だからと言って両親の介護をする義務があるわけではない!」
「長男の嫁だからと言って義理の両親の世話を押し付けないで!」
「長男の嫁って立場は法律にはないのよ!」
自分に都合の悪い事は他の誰かに押し付けてしまえと思ってしまう人間は残念ながら存在します。そういった人は自分よりも一枚も二枚も上手です。丸め込まれる前に自分の意志をしっかりと持つようにしましょう。
「長男の嫁だから介護」攻撃に絶対に負けてはいけない!
「長男の嫁」と言うだけでこういった伏線を貼られることがありませんか?
お姑さんに「あなただけが頼りよ」と言われたり、夫の兄弟から「お義姉さんが居れば大丈夫よ」との言葉を投げられたりと、周りから「介護は長男の嫁であるあなたの担当よ~」と言う空気にさせられてはいませんか?
まわりを固められて苦笑いをしていてはいけませんよ。
そういった会話になった時には
「親の介護は実子の努めですよ」
「私にも親がいますから」
「自分の親のお世話は自分で」
「じゃぁ私の親の面倒を看てもらえますか?」
「協力はしますけど自分一人ではできません」
不穏な空気が流れたとしても絶対に言わなくてはいけませんよ。この発言ができなければ介護担当と認定されてしまいますよ!
介護はみんなで!育てていただいた両親のことですよ
介護 イコール 義務
誰もがそう思っていますよね?
でも法律上「介護義務」と言う義務は存在しないんですって!もちろん長男だからと言って親の介護をしなくてはならないという法律もありません。
「誰が面倒を看る?」なんて慈しみ育ててくれた親に対して言いたくはありませんよね。誰が面倒を看るんだなんて押し付けあうような話ではなく「みんなでどうお世話していくのか」と言う発展的な話をしたいものですよね。
今は様々な介護サービスもあります。長男夫婦と同居する世帯よりも娘夫婦と同居する世帯も増えてきているようです。
「自分の親の面倒は自分で」こういった考えの親世代が増えてきているようです。
介護を女性の役割にしないで!
日本の法律には長男の嫁が親の介護をするなんて定めていません。1947年より前に民法で定められていた「家制度」の名残のようです。
何年前の話でしょうか?随分と、本当に随分と時代が変わって人々の仕事や生活、暮らしぶりなどどんどん多様化され変化し続けている現代において家制度を持ち出されても…と思いますよね。
それでもなお「長男の嫁」の呪縛から逃れられない女性が多く存在しています。
女性は子どもの世話と親の世話をするためだけに存在しているわけではありません。皆さんも一緒に考えてみましょう!
- 家庭と住まい