仕事が遅いとイラつく前に新人を効率よく育てよう
2017.9.22
職場に新人が入ると、戦力になるまでに時間が必要になるものです。
しかし、そろそろ仕事に慣れてもいいはずなのに仕事が遅いなぁ…と感じたらどうしますか?
昔とは違い大声でどやしつけるなどは論外。忙しいのはわかりますが少しだけ新人の気持ちになって改善するよう指導してあげましょう。
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この記事の概要
新人の仕事が遅いは緊張?無駄?最低限の流れは頭に叩き込む
新人の仕事が遅い理由はいくつか考えられます。
◆緊張している
仕事や職場に慣れておらず、緊張でミスをして先輩や上司に叱られる。叱られたことでさらに緊張してミスと繰り返すという悪循環が起こってしまいます。早く慣れるようフォローしてあげましょう。
◆無駄が多い・動きが遅い
作業の効率を考えるまでに至っておらず、無駄な動きをして時間をロスしているかもしれません。
一連の仕事の流れを見てあげて、無駄な動きを指摘してあげましょう。自分から学び取ることも必要ですが、早く慣れてもらうことが必要な場合は、それに応じて指導することも先輩や上司の責任です。
◆ルーチンを覚えていない
マニュアルがあるような決まったルーチンのある作業などは、マニュアルを見ないでできるよう頭に叩き込みます。
また覚えていないのに、別の作業を平行して行おうとして全てが失敗しているのです。マニュアルを見たり考え込まなくても体が動くようになるまで、基礎的なルーチンは最初にしっかり覚えてもらいましょう。
新人は仕事が遅いのが当たり前。指導する側の手腕も問われる
自分が新人だったときのことを少しだけ思い出してください。作業の指示はされたものの、何をしているのか、次の工程ではどうなるのかもわからず、やれと言われたことをだたやっていませんでしたか?
考えて仕事をする人ほど「この作業はどういう意味があるのだろう」と考えてしまうことがあります。次の工程でどんなことをして、今の作業がどう関わるかを知っていれば、無駄な動きは少なくなるはずです。
かといって、手取り足取り付きっきりで、すぐに手伝いたがるのはNG。慣れが必要な作業では、スピードがつくまでに時間が必要です。じっと我慢して見守ることが大切な時期もあるのです。
あなたは、その仕事を何年も経験してきて「できることがあたりまえ」かもしれませんが、新人は1度や2度教えてもすぐに早く上手いにできるわけではないのです。
根気よく教える時期も必要ではないでしょうか。
仕事が遅い新人のスピードアップと間違い防止
◆求められていることの正しい把握
仕事をする上で重要なのは「何をすべき」で「何をしなくてもいい」のかということ。仕事を頼まれたときに、求められていることを正しく理解しているかが重要になります。
新人のうちは「しなくてもいいこと」に時間を割かれて「すべきこと」が遅れてしまいがち。不要な作業にもミスしないよう時間をかけてしまい、全ての工程が遅れて行きます。
仕事内容を復唱させたり、依頼内容を正しく把握しているかは確認した方がいいいでしょう。
◆進捗7割の時点で報告させる
新人の作業は、指示された内容の全てを終えた時点ではなく7割程度進んだところで一旦提出してもらい、内容をチェックするという方法があります。
完成させてから、間違いを指摘するよりも7割程度の段階で修正箇所が見つかれば、残りの3割の仕上げは比較的修正が少なくても済む可能性があります。
直される新人も「せっかく全部終わったのに」という気持ちになってしまうかもしれません。
仕事の遅れを防ぐには工程の見通しとリスクへの対処想定
仕事を効率的にこなすには、工程全体の見通しが必要になります。どこから手をつけて、必要な人員や設備・工程、そして予定される所要時間など。
慣れないうちは、こうした目算やスケジュールのイメージが上手くできません。見通しが甘く、リスク想定などが含まれていない場合にトラブルが起こってしまうと、全ての予定が狂ってしまいます。
スケジュールを考えつつ、作業の内容によって時間に余裕を持たせたり、先に作業を進めても影響が出ないものは早めに進めることで余裕が作れます。
必要なもののチェックや確認も、少しの空き時間があれば可能なはずです。場合によっては、直接関係していなくても自分が関わる工程の前後をしることが必要になることもあるでしょう。
全体を見通す目と、予定がスムーズにいかなかった場合の対処想定をしておくと作業スピードにも反映されます。
新人にとっては雑務も勉強の機会になる
新入社員が最初から戦力になると思っている人などほとんどいないはずです。間違えて叱られて、必死で覚えているうちに気が付いたら当たり前になっているもの。
しかし、それまでのあいだ「新人だからなにもわかりません」では済みませんよね。とにかく、緊張はするけれど新人でもできることは、きちんとしっかりやることです。
基本は挨拶。仕事はまだまだだけど、挨拶はハキハキして気持ちがいいね。そんな印象を持ってもらうことは、今後の仕事でも必ず役立ちます。
緊張して失敗しがちな電話応対も、とにかく数をこなすうちに慣れます。日報の作成や必要な書類の整理など、もしかすると「自分はこんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃない!」と思ってしまうことがあるかもしれません。
でも、雑務も必要な作業で仕事には変わりありません。書類や資料の整理も、雑務に見えて過去の資料に目を通す機会と考えることもできます。雑務でも「仕事をまかされた」という気持ちで誠実にこなしていれば、必ずそれを見ていて評価してくれる人はいるのです。
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