猫が病院で暴れる時の対処方法!猫を落ち着かせるために
2017.8.28
猫が病院で暴れるのはよくあることです。
病院嫌いな猫が病院に行く日は飼い主も猫も疲れてぐったりしてしまう日ではありませんか?
猫が暴れて病院に連れて行けない時や、病院でキャリーバックから出せない時の対処方法についてまとめてみました。
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この記事の概要
病院に着くと猫が暴れるからキャリーバックから出せない…
病院に着いて、いざ診察しようと思ったらキャリーバックの中から出まいと抵抗して暴れる事があります。病院嫌いな猫なら、怖い場所に出されたくないので抵抗するのは当然です。
しかし、キャリーバックの中から出せないと必要な診察が受けられない可能性もあります。キャリーバックは猫を出しやすくて、中で猫が暴れても逃げ出さないような丈夫さも兼ね備えていたものがおすすめです。
猫が出しやすいキャリーバックは、上部が開くタイプのものです。開口部が横のキャリーバックが沢山売られていますが横開きタイプは、中で猫が抵抗した場合に引っ張り出さなければならなくなります。
しかし、猫を引っ張り出すのは猫が嫌がりストレスを与える事になります。もしも、猫が抵抗して引っ搔こうとしたり噛もうとされたら避けにくく飼い主が怪我をする恐れもあります。横に開口部があると猫を出そうとした隙に猫が逃げ出す可能性も高いです。
上開きタイプなら、上から猫のお腹に手を入れて抱き上げれば、引っ張り出すよりもストレスがかかりにくく飼い主も格段に出しやすいでしょう。興奮して暴れている時は猫の上からタオルをかけてくるむようにして出せば、飼い主が怪我をするリスクや猫が逃げ出すリスクは低くなります。
布製でもプラスチック製でも上部が開くタイプが販売されています。上が大きく開けば簡単な診察だけなら猫を出さずに診察出来ることもあります。
病院で暴れる猫に困ったら鎮静剤を効果的に使う!?
病院に行こうとすると暴れる、病院では暴れて診察が出来ない場合の理想は往診です。いつも行ってる病院で往診をお願い出来るなら、往診してもらいましょう。家でも診察しようとしたら暴れる場合は、鎮静剤を投与して診察し、病院での細かい検査や治療が必要な場合はそのまま移動してしまえば、飼い主の負担も減ります。
鎮静剤の投与は、猫を落ち着かせて眠くなる程度の量なら安全性は高いと思われます。
ただし、リスクはゼロではありませんので、獣医さんにメリットデメリットやリスクを確認し、判断しましょう。
まだ若い猫や力の強い猫が暴れると、飼い主さえも怖くて手が付けられない状態になってしまうことがあります。
体力のなくなった老猫の場合は、病院行きを嫌がって大暴れすると、もっと悪化するのではないかと飼い主の心配も増すでしょう。
鎮静剤を適量使用することは、飼い主にとってもメリットがあり、安心して治療を受けさせられるようになると思います。
猫が病院に行くときに暴れる場合に使えるアイテムは洗濯ネット!
暴れる猫を落ち着かせる方法として、洗濯ネットが使えます。爪切り嫌いな猫を自宅で爪切りする時に洗濯ネットに入れて行っている家庭もあり、猫飼いの間ではメジャーな方法です。
初めての爪切りを動物病院でお願いしたとき、先生が猫を洗濯ネットに入れた時は驚きました。その時は、洗濯ネットなんて狭い場所に猫を入れて猫に負担がないのか気になりました。
猫は狭いところが好きで落ち着く習性があるので、洗濯ネットの中は狭く囲われていて猫にとっては落ち着く場所ですから、暴れてる猫にとって落ち着かせるための有効な手段です。
更に、完全室内飼いの猫が増えている今、最初は大人しくしていたのに移動中に段々興奮してきて暴れてキャリーバックから脱走してしまうこともあり得ます。
猫を洗濯ネットに入れたままキャリーバックに入れると、万が一キャリーバックのふたが開いてしまっても脱走防止になります。
もしも逃げられたとしても、洗濯ネットで上手く身動きが取れないので捕まえやすいでしょう。
猫が病院で暴れるから健康診断は行かない・・・なんて絶対ダメ!
猫は痛みを隠すのが上手で、飼い主が気付く頃には症状が悪化している場合が多いと言われています。
健康そうに見えていても、実は何か隠しているかもしれません。ですから、健康診断を受けて病気を見落とさないように注意してあげなければいけません。
定期的に健康診断を受けて健康時の数値が分かっていることも大切で、健康な時の数値が分かれば体調不良時にどこに異常があるのか判断しやすくなります。異常を早く発見出来れば、治療にも早く取り掛かれるでしょう。
健康診断のペースは若い猫と高齢の猫で違います。まだ若い猫なら年に1回、高齢の猫なら年に2回は受けましょう。
ちなみに、猫は人間より4~5倍のスピードで年を取ると言われていますから、猫の年1~2回の健康診断は人間でいえば2~4年に1回分に相当します。
人間の健康診断でも検査項目が様々なように、猫の健康診断も基本的な事から詳細なものまで様々です。細かく検査出来るのが理想ですが、その分猫に負担やストレスが掛かったり、検査費用も高く飼い主の負担にもなりますので、レントゲンとエコーなどは都度判断でも良いでしょう。
病院で猫を落ち着かせるために飼い主が出来る事はある?
血液検査の時に時間がかかるかどうかは猫の個体差があるようです。我が家の猫は時間がかかる猫のようで、最初は大人しくしていても段々嫌になって暴れ出します。
前はもっと暴れていて、キャリーバックから診察台に乗せることが出来ないこともありました。上が開くタイプのキャリーバックで、血液検査以外の注射はキャリーバックの中でしてもらっていたくらいです。
猫が暴れ出したときに、力強く押さえると抵抗して余計に暴れるだけだと獣医さんが教えてくれましたので、押さえるのではなく優しく声を掛けて頭を撫でるようにしています。
また、飼い主が見える所にいる事も猫が落ち着くポイントだと思います。かかりつけの病院では、診察中は飼い主が猫の視界に入る位置にいるようにするか、猫の向きを飼い主側に換えて診察しています。
ただし、診察や検査を受けるとき飼い主が立ち会う事が出来るかどうかは、診察内容や病院の方針によって違うと思います。
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