中学校の教師が一番大変!?その理由は○○にあった!
2017.11.17
教師の仕事は大変だと言われていますが、小学校・中学校・高校ではどの学校の教師が大変なのでしょうか?
思春期を迎える中学学校の教師が一番大変!?
中学校の教師が一番大変と言われる理由や何が大変なのかまとめてみました。
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この記事の概要
小学校と中学校、どっちの教師が大変?
私は小学校でも中学校でも教師の経験があります。それぞれ大変な所があるため、どちらの方が大変と言うことはなく、大変さも違います。
小学校低学年の担任の場合、生徒が関わるすべての事柄が仕事になってしまいます。例えば、1年生の担任だと、授業だけでなく、トイレの仕方から粗相してしまった時の後始末など、親代わりに世話をするのも仕事です。小学生の方が帰るのが早いとはいえ、子供の世話をする親に近い状況で大人数の子供の面倒を見る事を考えると、中学教師にはない大変さがあると思います。
小学校高学年になると、低学年のような世話が必要になることはほとんどありませんが、中学教師と違ってほとんどすべての授業を担当するという大変さもあります。
高学年になると授業の準備も大変で、家に仕事を持ち帰ることも多いです。また、中学生と違って週末に部活の顧問をする必要がないので、その点では楽かもしれません。
中学校の教師は、小学校と違い各教科で担当する教師が違うため、授業の準備は小学校教師より少なく済むことが多いです。しかし、その分、生徒指導や部活などに時間が取られます。中学生になると土日も部活を行うケースも増えるので、土日も仕事をすることになります。休日出勤をしても、手当が安いし、休みが少なくて体が辛くなります。
また、生徒が問題を起こしたときや高校受験を控えている時期は、日付が変わるまで仕事になることも珍しくありません。
中学生の方が小学生より話が通じるので、楽な部分もあります。
中学校の教師が大変と感じるのはどんな時?
教師は皆とても忙しい仕事です。中学校は教科担任制ですが、授業のない時間は遊んでいられるわけではありません。その時間に課題や日誌をチェックしたり、授業の準備をしたり、事務仕事をしています。
クラス担任になると、提出物の確認や通知表などの配布物を作ったりするので、事務作業も多くなります。
授業のない時間に終わらなかった仕事は放課後にやることになりますが、放課後は部活があるため自分の仕事が出来るようになるのは生徒が帰った後に残業をします。
何もなければ、生徒が帰った後に残業して自分の仕事を出来ますが、もしも生徒が問題を起こすと緊急の職員会議が開かれたりして、自分の仕事がどんどん後回しになってしまいます。
教材研究のような個人的に行うもので、家でも出来る仕事は家に持ち帰ってやることになります。
土日や長期休暇中も部活があれば指導のために出勤しなければならず、休日としてゆっくり過ごせる日は限られています。とにかく時間が足りなく大変です。
中学校の教師が大変なのは仕事量が多いから?
教師の仕事が大変と言われるのは仕事量の多さが原因の1つです。教師は授業だけが仕事ではありません。授業は勤務時間中に大きな割合を占めていてとても大切な仕事ですが、授業をするためには準備も必要です。
授業で使う資料を集めたり、資料を作ったり、テスト問題を作ったり、授業に関わる準備だけでも沢山やることがあります。
教師は事務処理や雑務も行わなければなりません。指導計画書を作ったり、遠足などの行事の手配、テストの丸付け、集金などです。それも教師の仕事なのかと思うような雑務まで様々な事をこなしています。
このような事務処理や雑務は授業時間以外にやらなければなりません。授業のない時間もありますが、授業のない時間だけでは終わらないので、放課後まで仕事が残っています。
授業は毎日あるので、授業の準備や隙間時間の処理など毎日やることが沢山あるのも当然です。
教師が大変で辞めたいと思う理由の一つが・・・保護者!?
生徒が学校で問題を起こしたときは教師がその生徒の保護者に事情を説明することになります。昔なら、自分の子供が問題を起こしたと聞けば、保護者はまず先生に謝り、子供を注意していました。それは、以前は教師は尊敬される存在だったので、教師の方がパワーバランスが強かったからです。
しかし、最近の保護者にとって教師は尊敬される存在ではなくなってきたのか、教師と保護者の関係が崩れてきています。最近は保護者の方が強く、モンスターペアレンツと呼ばれる保護者も増えてきています。
例えば、生徒が授業中にスマホを使っていたのでルール違反としてスマホを取り上げたら、ルール違反をしたのは生徒ですが、「親が買ったスマホを先生が取り上げるのはおかしい」と抗議したり、授業中にうるさい生徒に名前を呼んで注意したところ「みんなの前で注意して子供に恥をかかせるなんて」と言う保護者がいるのです。
もちろん、こういう保護者は一部で、昔もいなかったわけではありません。しかし、昔に比べると増えているのが事実です。
教師として生徒をしっかり教育したいという思いがあっても、保護者からそのように講義されてしまい、苦しんでいる教師も多いのです。
中学校と高校ではやっぱり高校教師の方が大変?
中学校の授業に比べると、高校の授業の方が難易度が高くなっています。難易度が高くなるとそれだけ授業の教え方など先生の能力が問われるようになってきます。
生徒の質も上がってきますので、生徒の質問に答えられる深い知識が必要です。そのためには教師もしっかり勉強しておかなければいけません。
また、思春期真っただ中の中学生に比べれば大人になってきていますが、それでも先生のいう事を聞かない生徒や問題を起こす生徒はいます。
高校生ならではの悩みや葛藤などがあり、そのストレスを晴らすために、どうしていいか分からない場合など、暴力で訴えてくる生徒もいます。
その様な色々な生徒に対して、どう接するのが良いのか、どうしたら正解なのかと生徒への対応に悩む教師も多いです。
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