勉強にはどっち?鉛筆 or シャーペン?それぞれの意見とは
2017.8.22
勉強で使うなら、鉛筆とシャーペンのどちらを選ぶべきなのでしょうか。
それぞれにメリット・デメリットがあり、一概には言えないかもしれません。
シャーペン派と鉛筆派。まさかの○○派まで、勉強と筆記具の関係を考えてみました。
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この記事の概要
勉強には鉛筆よりもシャーペン派。シャーペンと芯の選び方
◆意外に重要、重さと太さ
シャープはメーカーや種類によって意外と重さに差があります。重いと言ってもたかが知れていると思うかもしれませんが、長時間の勉強では手が疲れてしまうのです。好みもありますが、基本的には軽めのものがおススメです。本体の太さにも違いがありますので、文具店の店頭で実際に持ってみて自分の手に合うものを選びましょう。手持ちのシャープが細いと感じたら、鉛筆用のグリップなどで調節してもいいでしょう。
◆芯の太さは0.5ミリが基本
最近はシャープのバリエーションも増え、細いものだと0.2ミリ・太いものは2ミリほどまであります。勉強で使うなら0.5ミリが基本。0.3ミリは細かい書き込みには向きますが、芯が折れやすいのでオススメできません。小学生では書き方用など0.7ミリ以上が使いやすいかもしれません。また、濃さはHBかBが一般的です。柔らかすぎるとノートを汚しやすくなりますし、固いと見づらかったり、ノートの次のページまで文字の跡が残りやすいことがあります。
勉強にはシャーペンよりも鉛筆派。その理由とは?
1.折れにくさ
力加減が上手くできない小学生がシャープを使うと頻繁に芯を折ってしまいがち。集中が必要な場面で、ポキポキと芯を折るのでは気が散ってしまうかもしれません。鉛筆なら芯が折れにくく、集中力を持って勉強を続けられます。
2.濃さを加減できる
同じHBの鉛筆であっても、力を加減することで色の濃さを表現することができます。観察図や図画・美術なども表現の幅が広く、シャーペンではできない描き方ができます。
3.正しい文字の形を表現
シャーペンよりも芯が太く、柔らかい鉛筆は筆に近いタッチが表現できます。正しい漢字を学習するために必要な「はね・とめ・はらい」が見やすく、美しい字の表現が可能です。
4.鉛筆で脳が活性化
正しい持ち方を覚えると、指先に適度な負荷がかかります。使ううちに芯が丸くなったときに鉛筆を回転させながら使いますよね。これらの負荷や動きが脳に適度な刺激を与えて脳の活性化が期待できます。勉強の成績が上がるかも?
5.シンプル過ぎる構造がいい
シャーペンは一見手軽ですが、芯がペンケースの中で散乱したり詰まったりすることがありますよね。その点、鉛筆は鉛筆削りで削るだけ。壊れるパーツもないので丈夫です。
勉強で使う筆記具。センター試験はシャーペンより鉛筆で!
センター試験など、マークシート式の場合は原則として「F・H・HBのいずれかの鉛筆を使用すること」になっています。これは、解答を機械で読み取る際に、鉛筆の芯(黒鉛)に含まれる炭素が重要だからです。
鉛筆では、ほぼ100%が黒鉛なのに対し、シャーペンの芯は他の成分も含まれるので読み取りの確実性が落ちる可能性があるのだとか。かといって2Bなどの濃すぎる鉛筆を使用すると、間違えたときに消し残しやすくなってしまいます。HBを基本に、その前後の方さにするのが望ましいでしょう。
最近ではマークシート用の鉛筆と、それを消しやすい消しゴムがセットで販売されているものもあります。筆記問題ではシャープ、マークシートでは鉛筆と使い分けるという方法もあります。しかし、試験時間を通してみたときにタイムロスが生じるのは確実。
時間を節約して、問題を解くことに集中したいのであれば鉛筆のみにした方がいいのではないでしょうか。
勉強に向く筆記具は鉛筆でもシャーペンでもなくボールペン?
◆手に負担をかけない書きやすさ
鉛筆やシャープよりも軽いタッチで描けるのがボールペン。ほとんど筆圧をかけずに書くことができるので、手への負担が断然軽くて済みます。長時間シャーペンを使っていると、手を休めたくなることはありませんか?ボールペンはその頻度も少なくて済むはず。また、芯を出すためのノックがない、芯の補充が必要ないのもボールペンの利点です。
◆消しゴムに持ち換える換える作業がない
鉛筆やシャーペンを使っているときに書き損じたら、消しゴムで消して修正したくなるものです。ボールペンで書いていると、間違えても消せないと思っているから斜線を引くなどして書き直します。これで消しゴムとの持ち換え時間を無くすことができます。ノートを見ながら復習する場合、過去に自分がどんな部分で間違えていたのかを確認する意味でも、鉛筆やシャープよりもボールペンがいいという意見もあるのです。
勉強にノートを使うのは間違い?理解して覚えるのが目的です
勉強をする時に必要なものは何ですか?多くの人が鉛筆やシャープなどの筆記具とノートですよね。しかし、よく考えてみて下さい。勉強をすることは「ノートに書き込む」ことではなく「理解し、覚える」ことが目的です。
鉛筆などの消すことが可能な筆記具では、消せることへの安心感を持ったまま勉強しているようなもの。これでは鉛筆で書かれた文字だけではなく、脳にインプットした記憶も消えやすい状態。書き込んだノートが増えれば、復習に使おうとしたときに、かなりのページから欲しい情報を探さねばなりません。
しっかりと記憶することに重要なのは、繰り返し書くこと。ならば、ノートは必要ありません。安いコピー用紙や折り込みチラシの裏でも充分。ボールペンを使って、何度も書いて覚え、メモしたい重要なことだけをノートに書き留めていくといいでしょう。
- 学校と教育