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学校のチャイムがならない時代に!チャイムがならない理由とは!

2017.9.5

学校生活で時間を教えてくれるものと言えば「チャイム」ですよね!大人になってからもチャイムの音を聞くと懐かしい思い出がよみがえってくる人もいるのではないでしょうか?

ですが、最近はチャイムがならない学校が増えてきているのです。

では、どうして学校のチャイムがならなくなってしまったのでしょうか?

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学校のチャイムがならない?

先日小学4年生の娘の参観日に行きました。父親として、一度くらいは娘の参観日に行ってみたいものだと思っていたので、仕事の都合を付けて楽しみにして行きました。

授業が始まってそつなく授業が進み、そろそろ終わりの時間かな?と思っても、一向にチャイムがなりません。

でも、子どもたちは特に気にする様子もなく授業が終わりの時間になったら終わりの挨拶をして、その勉強を終了していました。

家に帰ってから娘に「どうしてチャイムがならないのか」と聞いたところ、娘は「チャイムなんてなったことないよ。てゆうかチャイムって何?」と逆に質問で返してきました。

我が家には7歳年上に長男がいますが、長男の参観日の時には間違いなくチャイムがなっていたので、チャイムが廃止されたのはここ4~5年のことのようです。

チャイムが廃止された理由は、「時計を見て行動しなさい」ということらしいのですが、チャイムをなくしても特に学校は混乱しておらず、むしろ近所からのクレームもなくなっていいことずくめなのだとか。

チャイムが廃止された学校はまだ全体の1割程度らしいですが、これからこのような学校が増えていくのだろうなと思いました。チャイム廃止の理由はごもっともなのですが、なんで今更・・・という気もしてしまいました。(笑)

学校のチャイムがならない理由を聞きました!

学校の教育現場は、今と昔ではその形を変えてきています。

学校生活では「キーンコーンカーンコーン・・・」というチャイムの音が当たり前に聞こえているものだと思っている大人も多いですよね。

ですが、今の学校ではチャイムをならさない学校も増えてきています。チャイムがならなくなった理由について、ある小学校の教頭先生の話によると「子供たちが自分で時計をみて行動する力をつけることが大切だから」ということ。

ですが、「実は学校へのチャイム音へのクレームもあります」とも話していました。チャイムがなくなって困ったのは子供たちだけでなく、先生も慣れるまでは大変そうだったとか。

中には授業の時間に遅れてくる先生もいたそうです。

先生はともかく、今の子供は時間を忘れるくらい何かに熱中することが出来ないのだなと思うと、少しかわいそうな気もします。休み時間も時計を気にしながら遊ばなくてはならないのですからね。

学校のチャイムがならないのは近隣からのクレーム?

学校生活につきもののチャイムですが、子どもたちの自主性を育てるためという表向きの理由と、近所からの音へのクレームが多いとの裏の理由で廃止している小学校が増えてきています。

チャイムがならなくなり、それまでチャイムの音で生活していた子供たちや先生は、授業の時間に遅れたりして最初は大変だったようです。

入学当初からチャイムがならない子供たちに取っては、チャイム廃止はそれほど影響がなかったようですが。最近の学校では、チャイムの廃止以外にも昔と変わったところがあります。

かつてプールの授業では、プールに入る前に腰までつかって消毒する「腰洗い」がある小学校が多かったと思います。これは、プールに入る前に肛門を消毒して大腸菌をなくすための物だったようですが、今の小学校ではプールの水の塩素濃度で消毒が出来るそう。

また、目を洗う蛇口も昔は設置されていましたが、今では角膜を傷つける恐れがあるとして廃止されていることがほとんどになりました。昭和と平成では、こんなにも違うことがあるのですね。

学校のチャイムをならさないのは将来への準備

子供たちの自立学習を目指している小学校の取材で、ある3つのプログラムが紹介されていました。

■辞書を引く
授業中や自宅での家庭学習中にいつでも辞書を引くようにします。調べた言葉について、次のキーワードのことも更に辞書で引きます。辞書で引いた言葉に付箋をつけ、学習した履歴を見えるようにすることで、子供たちに達成感を与えるようにしています。

この行動は、ウィキペディアなどで検索している私たち大人のしている行動と同じことです。

■授業の前にウォーミングアップ
「モジュールタイム」という名前で呼んでいましたが、授業が始まる前に単純な勉強を短い時間集中して行い、脳の活性化を高めて、その後の授業効率を上げるというものです。

■チャイムをならさない
社会人になるにあたって、自分たちで時間の管理を出来るようになろう!というもので、それが最も基本的で重要なスキルであるという考えから、始業と終業のチャイムをならさないというものです。子供たちが自分で時計を見て、自主的に行動をする習慣を身に付けるために行われているようです。

学校のチャイムに変わる新アイテムも!

世の中にはポケットベルタイプのチャイムもあるようです。

このチャイムの仕組みはとても簡単で、チャイムをスピーカーで流す代わりに、先生が持っているポケットベルのような受信機に無線で電波を送って鳴らすというものです。

このポケットベルのタイプのチャイムは、音を鳴らすことも出来ますし、特に音を鳴らしたくない時は先生だけが分かるようにバイブレーターにしておくことも出来ます。

また、先生を呼び出したい時も個々のポケットベルを鳴らすことで呼ぶ出すことが出来ますし、ベルについている液晶にメッセージを表示することも出来るので大変便利なものです。

大きい音が出ないという点で、周辺住民への音の配慮も出来ると考えられています。製品化されてカタログにも掲載されていますので、これからの教育現場での新しいアイテムとして普及していくかもしれませんね。

 - 学校と教育