イシガメの飼育を屋外でするときの準備やポイントをご紹介
2017.9.7
イシガメの飼育をするなら、屋外?それとも室内?室外で飼育するときのポイントとは?
冬眠させるときのにはどんなことに注意したらいいのでしょうか?冬眠から起こすときに大切な事は?
気になるイシガメの飼育方法を紹介します。
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この記事の概要
イシガメの飼育は屋外でもいいの?
イシガメは水のあるところに生息している水棲ガメです。水槽で飼育が一般的だと思いますが、自然に近い形で冬眠をさせる場合は屋外飼育がおすすめです。
屋内飼育では冬眠させることは難しいでしょう。イシガメが冬眠した場合、冬眠後はそっとしておかなければ行けません。しかし、このときに水を無くしてはいけません。
水が無くなる前に必ず水を追加しましょう。水をあげることによって冬眠から目覚めることも多いそうです。冬眠から目覚めてしまっても、また冬眠できるカメもいれば冬眠しないカメもいます。
冬眠に失敗してしまったときは屋内飼育に切り替えてあげましょう。室内で飼育する場合は最低でも10度以上温度を保つようにしましょう。
イシガメは寒さに強いカメなので5℃を下回ったくらいからようやく冬眠モードに入るそうです。冬眠させない場合はヒーターを使用し、水槽内の温度を25℃前後に保つと活発に動きまわるでしょう。
イシガメの飼育は屋外を意識して環境を整えてあげよう!
イシガメは、ウロコが小さく皮膚が非常にデリケートな生き物です。ケースなどで飼育するときは水を少なくしましょう。水深はだいたい1センチ~2センチ程度、水道水ではなく、くみ置きした水などを使いましょう。
イシガメは綺麗好き、夏は何回も水替えることがよしとされていますがこのキレイな水とは水道水のことではありません。
亀の体は、細菌によって守られています。しかし、水道水のカルキはこの細菌をやっつけてしまいます。水カビなど原因となってしまいます。なるべく自然に近い水がイシガメにとってキレイな水と言えるでしょう。
また、暑くなってくるとイシガメは水を嫌うのでタップリと水をはった入れ物に、陸地も無く、泳がせながら飼育するのはやめましょう。イシガメは、陸地で生活していることのほうが多く夏の場合はとくに陸にあがっていて眠るときも水の中ではなく陸だそうです。
室内で飼う場合も、日光浴をさせてあげましょう。日に浴びることによって殺菌されビタミンなどの栄養素も作り出すことができるそうです。しかし、きちんと日陰を作ってあげないと干からびてしまうので気をつけましょう。
イシガメの飼育を屋外でする場合
室外でイシガメを飼うときにはどんなことに注意したらいいのでしょうか?亀庭の作り方を紹介します。
亀が移動できる面積をきちんと区切りましょう。大人の亀であれば一匹に対して2帖くらいが理想となります。亀が逃げ出さない仕切りを作ることが大切です。この仕切りは高さよりも登れないように工夫する必要があります。登りにくい素材を使ったり返しをつけるなどしましょう。
日陰やシェルター、潜り込める落葉の層などのような亀が隠れることのできる場所を作ってあげましょう。水場作りも大切ですが、水替えが楽にできるようにしておくといいですね。
カメが穴を掘って逃げ出すこともあるので、地中にも石やレンガなどで掘れないようにしておくといいかもしれません。
カメは隠れることが大好きです。カメに会いたいと思った時、何時間も庭を探すことのないように亀が自由に移動できる面積を区切っておきましょう。室外で飼う場合は、天候にも注意し大雨などのときは水かさなどにも注意が必要です。
イシガメを冬眠させるときのポイント
カメを冬眠させるときには2種類の方法があります。土の中でさせる方法と水の中でさせる方法となりますが、水中で冬眠させるほうが失敗が少ないそうです。
土の中で冬眠させる場合は、冬眠用の容器、土やミズゴケ、落ち葉、フタなどを用意しましょう。
冬眠用の水槽にすこし湿らせた柔らかい土やミズゴケなどの素材を20~30cmほど入れましょう。土の上にはお好みで落ち葉などの素材をかるく敷くのがポイントです。
冬眠の用意ができたら、カメを入れそっとしておきましょう。自分で自然にもぐって冬眠しはじめます。このとき、5℃前後の温度で一定に保ち暗い場所に水槽をおきましょう。
水の中で冬眠させる場合も、冬眠用の容器、水にさらしてアクを抜いた落ち葉を用意しましょう。
寒くなってきたら、カメの動きは鈍くなります。このとき、水槽に水を足していきます。水深をいつもより10~30cmほどまで深めにしましょう。水面が凍ってしまったときでもカメが凍ることのないように水深を深くすることが大切です。
冬眠したイシガメを起こすときのポイント
冬眠から起こすといっても、無理やり起こすのではなく起きるのを待つのが一番上手な起こし方と言えるでしょう。
カメが冬眠から起きる時期は、だいたい3月上旬~下旬の春先になります。
3月上旬頃から、冬眠用ケージの置き場所を少しづつ変えてみましょう。5℃前後の薄暗くて寒い場所から、少しづつ明るくて暖かい場所にしていくといいでしょう。
この徐々に変化をつけることがポイントです。いきなり暖かくして急激な環境の変化をつけるのはやめましょう。急に温かい場所に置いたり明るい場所に置くと、カメの体にとても負担がかかります。
冬眠期間の限界である4ヶ月を超えても起きないときや目が落ち窪んでいる、皮膚がおかしい、などの異常があるときは動物病院で診てもらいましょう。
冬眠明けのカメは長期間の絶食で弱っている状態なので、急激な温度変化を避け日当たりのよいあたたかい場所に水槽を置き、ヒーターで保温して適温を保つようにしましょう。
冬眠から覚めたら、エサは約1週間後に与えましょう。このときに水温が20℃以上になっているかどうかを確認してください。一度に大量に与えないでカメの頭分くらいの量を与えましょう。
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